有機材料化学科(2019年4月学科改組前設置)

有機材料化学科のディプロマ・ポリシー

  1. 有機材料化学の基礎となる化学・物理学・物理化学・数学などの自然科学系基礎科目と高分子化学などの専門科目との連携を重視した一貫性のあるカリキュラムを通じて知的好奇心を喚起し、体系的な基礎学力の向上を目指すとともに、サイエンスの本質を深く理解する力を身につけていること。
  2. 有機・高分子化合物を中心とした材料に対するキーテクノロジーを将来に向けて継承することができる基盤力と、自らの知識や考え方を基にネオマテリアルを創製できる展開力を習得していること。
  3. 有機材料を原子レベルから分子集合体レベルまで洞察する能力を有し、有機材料の合成、構造解析、物性、機能設計、および環境に配慮した応用までを可能にする専門的知識を身につけていること。
  4. 国や専門分野の垣根を越えた多様な社会性や異文化の理解などに通じる教養を身につけるとともに、様々な人達と協働できるコミュニケーション能力と教養を身につけていること。

有機材料化学科のカリキュラム・ポリシー

 有機材料化学科では、考える力、物事の本質的理解、知的好奇心を喚起できるような、授業体制を整えています。全科目を連携させた一貫性のあるカリキュラムを用意することにより、初年次から目的意識を持ち、効率的に学習できるように図っています。例えば、物理化学系科目は、基礎となる数学・物理学や応用となる他の化学系諸科目との相関を熟慮し、1年次から3年次までの各学期にバランスよく配当しています。有機化学と無機化学は、それぞれ、演習を含む関連科目をシリーズで開講して体系的に講義します。基盤科目の履修の進行にあわせて材料系科目を加え、有機材料の合成、構造解析、物性、高機能設計、環境に配慮した応用について学びます。また1年次の科学基礎実験、工学基礎実験に加え、2、3年次には専門科目として低分子から高分子を対象とする有機合成系、物性系8分野の学生実験が用意してあり、自分で仮説を立て、検証し、現象を理解・解釈する過程を学びます。
 学部4年次には、有機材料化学に関する独自性のあるオンリーワンの研究を行います。研究室での研究活動を通じて、これまで得た基盤力を、実践面で試行錯誤しながら深化、拡張し、物事を多角的に捉えられる化学観を構築します。

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