2009年02月18日:全国18国立大学を結ぶ高解像度遠隔講義システム「多地点制御遠隔講義システム開設式」のご案内

全国18国立大学を結ぶ高解像度遠隔講義システム「多地点制御遠隔講義システム開設式」のご案内です。

東京農工大学は、平成20年度文部科学省特別教育研究経費(基盤的設備等整備)に「全国連合農学研究科構成大学共通設備:多地点制御遠隔講義システム」が採択されました。このシステムは、全国の連合農学研究科を構成する18大学に、遠隔地同士であっても高解像度品質でカメラ映像とパソコン等の映像を同時に2画面高精細に送受信することが可能であり、今後18大学以外のシステムとの相互接続も可能な設計になっています。

本件については、1月22日(木曜日)の新春学長記者会見でも既に概要を発表しておりますが、この度2月23日(月曜日)、本システム構築の中心となっている東京農工大学を主会場として、このシステムの特徴を生かし、18大学を結び「多地点制御遠隔講義システム開設式」を開催しますので、メディアの皆様へ取材にお越しいただきたく、ご案内いたします。概要は以下のとおりです。

◆概要◆
連合農学研究科は複数の国立大学の農学部が連携協力して博士課程の教育研究にあたる独立研究科であり、これまでは、衛星通信システム(SCS)を利用して、全国の構成大学を結んで遠隔講義をおこなってきたが、経年変化が進み、維持管理が困難になり今年度限りで廃止されることになった。
SCSの問題点を解消した多地点制御遠隔講義システムでは、「予約しておけば自動的に起動するうえ、急な利用も可能」「高額な利用料金が必要なく、使用時間が長い程1時間あたりのコストが安価になる」「タッチパネルの採用により機器の操作が簡単」「ハイビジョンで最大40拠点同じバーチャル会議に接続でき、多種類の講義や会議を同時刻に並行して行うこともできる」等の工夫がされている。
開設式では来賓をお迎えし、各連合農学研究科長による挨拶をおこなったあと、記念講演会をおこなう。

【連合農学研究科】
東京農工大学大学院(東京農工大学・茨城大学・宇都宮大学)、岩手大学大学院(岩手大学・帯広畜産大学・弘前大学・山形大学)、岐阜大学大学院(岐阜大学・静岡大学)、鳥取大学大学院(鳥取大学・島根大学・山口大学)、愛媛大学大学院(愛媛大学・香川大学・高知大学)、鹿児島大学大学院(鹿児島大学・佐賀大学・琉球大学)の6基幹大学(アンダーライン部分)に設置され、合計18国立大学で構成されている

【SCSの問題点】
「かなり前から予約が必要」「1時間当たりの利用料金が高額」「機器の操作が煩雑で気軽に利用できない」など

【開設式内容】

日時 2月23日(月曜日)15時30分~17時30分
場所 東京農工大学府中キャンパス連合農学研究科棟4階第2会議室
東京都府中市幸町3-5-8
(注)原則、公共の交通機関をご利用ください。
来賓 文部科学省専門教育課長 藤原章夫 氏
初代東京農工大学大学院連合農学研究科長・元学長 梶井功 氏
記念講演 ・東京農工大学大学院共生科学技術研究院渋澤栄教授
「コミュニティベース精密農業の展開と課題」
・岐阜大学応用生物科学部木曽真教授
「糖鎖小宇宙から見た農業と生命科学の世界」
プログラム 詳細は、「連合農学研究科ホームページ」をご参照ください。(別ウィンドウで開きます。)
参加費 無料、要事前連絡

◆参考◆
【新聞等掲載状況】
1月22日 MXテレビ
1月27日 日刊工業新聞

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