次世代マグネシウム電池に適用可能なナノ空間を利用した電極材料の開発に成功
次世代マグネシウム電池に適用可能なナノ空間を利用した電極材料の開発に成功
立命館大学生命科学部の折笠有基准教授、国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院の直井勝彦教授、岩間悦郎准教授らの研究グループは、ポールサバティエ大学(フランス)、国立大学法人京都大学、高輝度光科学研究センターと共同で、次世代蓄電池として期待されるマグネシウム二次電池用電極材料を新たに見いだしました。グループらで新たに開発した材料は、コバルト等の高価な元素を含まず、ナノ空間を活用した原理により、マグネシウムイオンの動きを促進させることに成功しました。低コストで大きなエネルギーを蓄えることが可能な、リチウムイオン電池を超える次世代の二次電池材料として活用されることが期待されます。
なお、この成果は国際学術誌「Chemistry of Materials」に掲載されました。
題目: Noncrystalline Nanocomposites as a Remedy for the Low Diffusivity of Multivalent Ions in Battery Cathodes
著者: Yuki Orikasa1,Katsuhiko Naoi2,Etsuro Iwama2
所属:Ritsumeikan University1, Tokyo University of Agriculture & Technology2
掲載誌: Chemistry of Materials
掲載日: 2020年1月27日
URL:https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.chemmater.9b03665
詳細は、以下をご参照ください。
プレスリリース(270KB)
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