水生植物を効果的に保全するには?:種の生活史特性を考慮した保全対象地の選択が有効

水生植物を効果的に保全するには?:
種の生活史特性を考慮した保全対象地の選択が有効

 国立研究開発法人国立環境研究所(以下「国立環境研究所」という。)と国立大学法人東京農工大学、学校法人東邦大学、学校法人常葉大学は、東広島市西条盆地の415のため池に生育する水生植物62種の過去37年間の在・不在データを解析し、一度池から消失した水生植物種が再び出現(個体群が回復)する頻度を明らかにしました。さらに、この再生プロセスを考慮して保全対象とするため池を選定した場合、それらを考慮しない場合に比べて少ない数のため池でより多くの種を効果的に保全できることを明らかにしました。本研究は、生物が持つ生活史特性※1と個体群動態を考慮した保全計画を実施することが重要であることを明らかにした初めての研究です。
 本成果は英国生態学会の学術誌Journal of Applied Ecology誌電子版に2018年11月13日(日本時間13時)に掲載されます。

 

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