2008年09月08日:全国の国立大学法人で初めて 民間金融機関からの長期借入金により整備!-東京農工大学「動物医療センター」が完成-

全国の国立大学法人で初めて 民間金融機関からの長期借入金により整備!-東京農工大学「動物医療センター」が完成-についてのご紹介です。

東京農工大学は、2008年、全国の国立大学法人で初めて民間金融機関からの長期借入金により、農学部附属動物医療センターの増改修工事を進めてきましたが、この度9月18日(木曜日)に「東京農工大学農学部附属動物医療センター」の開院記念式典を挙行する運びとなりましたので、メディアの皆様へ取材にお越しいただきたく、お知らせいたします。概要は以下のとおりです。

リニューアルした動物医療センター概観

<リニューアルした動物医療センター概観>

新しい手術室

<新しい手術室>

◆概要◆
東京農工大学は、2005年に「国立大学法人法施行令」が改正され、長期借入金の対象範囲が拡大されたことを受け、2008年3月、全国の国立大学法人として初めて、民間金融機関から農学部附属「動物医療センター」の増築・改修及び診療設備の整備資金として5億4000万円を借り入れた。借入金の返済には、動物医療センターの診察料収入を充てる。
新築した動物医療センターは既に7月より開院しているが、旧施設の改修も無事完了したことから、9月18日に「東京農工大学農学部附属動物医療センター」開院記念式典を挙行する。

●国立大学法人法施行令の改正
国立大学法人の施設については、国として責任を持って整備することを基本としつつ、同時に、新たな整備手法により、各国立大学が自らのイニシアティブに基づき積極的に施設整備をおこなっていくことも重要であることから、2005年12月に国立大学法人法施行令が改正され、新たに学生寄宿舎や附属動物病院等の一定の収入が見込まれる施設であって、その施設の収入によって償還財源が得られるものについて、民間金融機関から長期借入金が可能となった。

●借入金概要
借入金は三菱東京UFJ銀行と日本政策投資銀行が共同で融資。施設費が約4億4000万で返済期間15年、設備費は約1億円で返済期間10年。

●動物医療センター(旧農学部附属家畜病院)
昭和24年、府中キャンパスに設置。動物の診療を通じて、臨床獣医学の教育・研究の場として利用されている。本施設は、CTスキャンなどの高性能診断機器や基礎研究機器を保有し、さらに高度医療のニーズに対応する手術室も完備し、年間延べ7,500頭の動物の診療がおこなわれている。

●9月18日(木曜日)「東京農工大学農学部附属動物医療センター」開院記念式典概要
〈時間・場所〉
開院記念式典 16時00分~16時40分 府中キャンパス2号館2階2-21講義室
施設見学 16時40分~17時20分 動物医療センター

(注)本式典挙行のため、当日は休院となりますので、ご注意願います。

◆参考◆
【新聞等掲載状況】
・平成19年4月20日:日本経済新聞朝刊
・平成20年3月18日:日本経済新聞朝刊

(9月11日 読売新聞(多摩版)に掲載)
(10月21日 日刊工業新聞に掲載)

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