2012年6月7日:アメリカンミニホースの元気で可愛い子馬(第3子) 東京農工大学に誕生~子馬の愛称を募集予定~

アメリカンミニホースの元気で可愛い子馬(第3子) 東京農工大学に誕生~子馬の愛称を募集予定~についてのご紹介です。

2012年6月7日
国立大学法人 東京農工大学


アメリカンミニホースの元気で可愛い子馬(第3子)
東京農工大学に誕生~子馬の愛称を募集予定~


東京農工大学(学長:松永是、本部:東京都府中市)では、世界最小の馬として知られているアメリカンミニチュアホースの「シナモン」が臨月に入り、本学では3度目となる子馬の誕生を待っていました。
平成24年6月5日(火)22時00分、元気で可愛い雄馬が誕生しましたので、お知らせします。
概要は以下のとおりです。

6月5日 誕生後起立した子馬(左)

6月5日 誕生後起立した子馬(左)

6月6日 厩舎内での様子

6月6日 厩舎内での様子

◆概 要◆
東京農工大学では、馬術施設(所在地:東京都府中市幸町)において、「アップルサイダー(雄馬)」と「シナモン(雌馬)」の2頭及びこの2頭の間に誕生した第1子「アップルパイ(雌馬)(平成20年8月13日生まれ)」の3頭のアメリカンミニチュアホースを飼養しています。また、2頭の間には第2子「モカ(雌馬)(平成22年7月26日)」も誕生し、現在は、法政大学多摩キャンパスで元気に活躍しています。
本学のアメリカンミニチュアホースは、学生サークル「ミニホースの会」により、積極的に地域のイベントへ参加したり、幼稚園や小学校を訪問し、馬車を引いたり、ふれあい活動を行い、地域の人気者となっています。
この度、子馬が誕生することとなり、東京農工大学では共同獣医学科教員の指導を受けながら、「ミニホースの会」と「馬術部」の学生が出産に向けて万全の体制を整え、緊張と期待の中、平成24年6月5日(火)22時00分、無事に元気で可愛い鹿毛(かげ)の牡馬が誕生しました。
なお、本学では、子馬の愛称を募集することを予定しています。詳細を決定次第、お知らせします。

●両親略歴
☆父:クイックシルバー・アップルサイダー号
1991年6月26日アメリカ生まれ。アメリカンミニチュアホース協会の正式登録馬。平成15年3月来日。東京農工大学獣医学科卒業生で、世界的遺伝学者でもあり東京農工大学名誉博士でもある故大野乾(おおの すすむ)博士の死後、翠(みどり)夫人から博士の母校である東京農工大学へ寄贈。

☆母:シドニー・クリーク・シナモン号
1997年7月25日アメリカ生まれ。平成19年6月来日。アップルサイダーのお嫁さんとして翠夫人から寄贈。米国で2頭。東京農工大学で3頭を出産。子育ての上手な母馬。

●アメリカンミニチュアホース
愛玩用及び馬車用として、馬の体型を維持したまま小型に改良された馬で、見た目にはサラブレットやアラブ種と変わらない。米国では愛好者が多く、競技会や品評会が例年開催されている。運動能力に優れ、馬車を引いたり、障碍(しょうがい)を飛んだりすることが得意。

●妊娠期間
シナモンの妊娠期間は324日で、馬の平均妊娠期間の340日よりやや短かかったが、アメリカンミニホースの場合20日程度前後することがあり、平均的な妊娠期間の範囲内であった。

●出産の経過
6月4日午後8時過ぎ:本学農学研究院の田谷教授がシナモンを診察したところ、外陰部の緩みが進んでいることを確認。1両日中に出産と判断。出産の準備に取り掛かった。
6月5日午後10時00分頃:無事に出産。2時間後、母馬からの抗体を移行させるために重要な初乳を飲んだ。

●子馬の様子
子馬は雄馬で、体重10.5kg、体高55cmとサラブレットの様な肢の長いスマートな体型で生まれた。毛色は両親と同じ「鹿毛」である。当初、母馬からの抗体を移行させるために重要な初乳(母乳)を飲めずに苦労したが、無事、2時間後に飲む。


◆本件に関する問い合わせ◆
☆上記写真をご希望の場合
●東京農工大学総務部総務課広報室
TEL:042-367-5895 MAIL:koho2@cc.tuat.ac.jp
☆リリース内容について
●東京農工大学農学部教授:田谷 一善
TEL:042-367-5767 MAIL:taya@cc.tuat.ac.jp

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