東京農工大学と都立小石川中等教育学校が高大連携・共同研究協定書を締結~高校生個人との共同研究など発展的連携~

東京農工大学と都立小石川中等教育学校が高大連携・共同研究協定書を締結
~高校生個人との共同研究など発展的連携~

東京農工大学(所在地:東京都府中市、学長:大野 弘幸)と東京都立小石川中等教育学校(所在地:東京都文京区、校長:梅原 章司)は、これまでも様々な連携を図ってきたところですが、高校生個人が大学の研究組織と共同研究を行うなど発展的な内容を盛り込んだ協定を締結しましたのでお知らせします。

◆新しい連携協定の内容
1.東京農工大学の研究組織と小石川中等教育学校の生徒個人との共同研究
2.東京農工大学と小石川中等教育学校の各教員間の研修、情報交換の実施
3.東京農工大学行事への小石川中等教育学校生徒の参加受け入れ(これまでの連携協定と同内容)

 1.の具体的研究内容として、東京農工大学「農学部附属国際家畜感染症防疫研究教育センター」はこの4月より小石川中等教育学校5年(高校2年)増井真那君との粘菌(変形菌)の共同研究を開始いたします。増井君は日本学生科学賞・内閣総理大臣賞、国際賞Broadcom MASTERS Internationalなどの受賞歴があり、『世界は変形菌でいっぱいだ(朝日出版社)』の著書があります。
 今回の連携協定締結により、これまでの高大連携協定から発展して、傑出した才能を持った高校生が、高校に在籍しながら大学の最新の研究施設を利用し、高いレベルの研究に取り組む機会を提供していきます。またその指導にあたる高校、大学の教員が情報交換を密に行い、理工系の進路を目指す高校生、大学生の支援を充実させ、高大接続を強固なものにします。

【東京農工大学】
人類社会の基幹となる農業・工業を支える、農学と工学の二つの学問領域を中心とする国立大学として、今年で創基143年になります。今日まで、幅広い関連分野を包含した全国でも類を見ない、特徴ある科学技術系大学として発展してまいりました。

【都立小石川中等教育学校】
1918年(大正7年)に創立した東京府立第五中学校から小石川高等学校を経て、2006年に中高一貫6年制の中等教育学校として開校しました。創立以来の教育理念「立志、開拓、創作」を継承し、「小石川教養主義」「理数教育」「国際理解教育」を3つの柱に教育活動を充実させています。小石川高校時に文部科学省スーパーサイエンスハイスクール第1期指定校となり、現在第3期指定校となっています。

協定書を交わし、握手する梅原章司校長(左)と大野弘幸学長(右)

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