2008年08月08日:世界最小の馬であるアメリカンミニホース「アップルサイダー」と「シナモン」の子馬が誕生予定~東京農工大学で初めての馬の出産

-世界最小の馬であるアメリカンミニホース「アップルサイダー」と「シナモン」の子馬が誕生予定~東京農工大学で初めての馬の出産-についてのご紹介です。

東京農工大学では、世界最小の馬として知られているアメリカンミニホースの雌馬「シナモン」が臨月に入り、子馬の誕生を待っています。子馬の父は、平成15年3月に来日した「アップルサイダー」です。「アップルサイダー」は、本学獣医学科卒業生であり世界的遺伝学者でもある故大野乾(おおの すすむ)博士が、米国カリフォルニアで飼育されていた馬で、博士の死後、夫人の翠(みどり)さんから博士の母校である本学へ教育・研究のために寄贈されました。

「アップルサイダー」は積極的に地域のイベントなどに参加して、馬車を引いたり、ふれあい活動に参加したり、今ではすっかり地域の人気者になっています。「アップルサイダー」のお嫁さん探しをしていましたが、なかなか良い候補が見つからなかったため、翠夫人に相談したところ、「アップルサイダー」の故郷であるカリフォルニアで美しい雌馬「シナモン」を見つけていただき、お嫁さんとして平成19年6月に本学に寄贈してくださいました。

この2頭は無事妊娠に成功し9月1日が出産予定日となっています。少しずつ大きくなる「シナモン」のお腹を見ながら子馬の誕生を皆楽しみに待っています。本学での馬の出産は初めてのことであり、獣医学科教員の指導を受けて、ミニホースの会と馬術部の学生が出産に向けて万全の体制を整えています。

無事に子馬が生まれましたら学長記者会見と共にお披露目会を開催しますので、その際は別途プレスリリースいたします。

(8月12日 朝日新聞(多摩版)に掲載)
(8月13日 産経新聞(多摩版)に掲載)

CONTACT