防火規制をクリアし、外壁をCLTとした中高層木造ビル実現へ!-日本初の2時間耐火のCLT外壁を開発し国交大臣認定を取得。実物件への適用が可能に-

防火規制をクリアし、外壁をCLTとした中高層木造ビル実現へ!
-日本初の2時間耐火のCLT外壁を開発し国交大臣認定を取得。実物件への適用が可能に-

ポイント

  • 日本初の2時間耐火構造のCLT外壁を開発し、国土交通大臣の認定を取得。
  • 建物の階数による制限を受けずに、CLT構造の外壁が使用可能に。
  • 間仕切壁についても、既認定より耐火被覆の薄い2時間耐火構造を開発し、認定を取得。

概要

 一般社団法人日本CLT協会(代表理事 中島浩一郎)(以下、CLT協会という)は、国立大学法人東京農工大学、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所と共同で2時間耐火性能を持つ直交集成板(CLT)部材等の開発に取り組み、CLTを使用した外壁及び間仕切壁の2時間耐火構造の国土交通大臣認定を取得しました(申請者:CLT協会)。
 CLT壁の表面を適切な厚みの強化せっこうボードや軽量気泡コンクリートにより被覆することで、火災が2時間継続しても内部のCLTは焦げたりせずに十分な強さを保ち続ける性能が実現しました。
 これは、荷重支持部にCLTを用いた外壁の2時間耐火構造としては日本初の認定取得となります。これにより防火上は階数の制限なくCLT外壁を建築物に用いることが可能となります。間仕切壁についても、既存の認定より被覆の薄い仕様を開発し2時間耐火の認定を取得しました。これら認定部材の使用については、CLT協会が実施する講習会を受講し資格要件等を満たせば、どなたでもご使用可能となります。

詳細は、以下をご参照ください。

プレスリリース(449KB)

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