平成18年度受審大学機関別認証評価(選択的評価事項含む)の評価結果について

認証評価結果(評価報告書)

評価結果の概要

認証評価について

平成14年11月の学校教育法の改正に伴い、全ての大学・短期大学・高等専門学校については、7年以内ごとに機関別の認証評価(文部科学大臣により認証評価機関として認証を受けた機関が実施する評価)を受けることが義務付けられております。

本学では、平成16年度の国立大学法人化と同時に、自己点検・評価の実施体制の整備をおこない、平成18年度に、認証評価機関である(独)大学評価・学位授与機構(以下、「機構」)による「大学機関別認証評価」を受審しました。

受審にあたっては、平成18年6月末に「自己評価書」および添付資料集を同機構に提出し、書面調査を受け、同年11月7日~9日には、訪問調査が実施されました。その評価結果が、上記のとおり公表されました。

東京農工大学の評価結果について

「評価結果(基準)」によれば、本学は11の基準すべてを満たしていると判定されただけでなく、12項目の優れた点があると特記されました。また、「評価結果(選択:研究活動)」については、「目的の達成状況が良好である」との評価を受けました。
大学の主な優れた点 として、例えば次の点が挙げられています。

【大学評価基準】
1.大学の基本理念が「MORE SENSE(使命志向型教育研究-美しい地球持続のための全学的努力として-)」と表現されているとともに、「地球をまわそう。MORE SENSE!農工大」というキャッチフレーズを掲げているなど、大学の目的の周知を図る取組が積極的におこなわれている。

2.全学的な視点から教育及び学生の受入に関する研究、企画及び調整をおこなう大学教育センターが設置されている。

3.大学の知的財産の創造、保護及び活用を総合的に促進する産官学連携・知的財産センターが設置されている。

4.テニュア・トラック制度の導入、男女共同参画推進室の設置及び「男女共同参画推進ポリシー」の作成など、若手研究者の育成や男女共同参画の推進が積極的におこなわれている。

5.農学部では、農場・演習林等を活用した各種フィールドワーク型授業、工学部では、ものづくりの実験・実習が展開されている。

6.文部科学省21世紀COEプログラム(プログラム名:「ナノ未来材料」、「新エネルギー・物質代謝と生存科学の構築(経済性・安全性を主眼とした農工融合型物質エネルギー代謝と生存科学体系の構築)」)の研究内容は、「COE特別講義」、「COE国際コミュニケーション」の授業に反映されている。

7.技術経営研究科では、3~4回分の授業をまとめた「モジュール」と呼ばれる単位ごとに達成度を確認しながら、授業を進める方式がとられている。

8.平成17 年度に「ビデオ教材による技術リスク教育の高度化」が文部科学省「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」に採択されている。また、平成18年度に「MOT協議会における教育推進プログラム」が文部科学省「法科大学院等専門職大学院教育推進プログラム」に採択されている。

9.定例FDセミナー、新任教員のためのセミナー及びベスト・ティーチャー表彰制度の受賞教員による講演会の開催など、大学教育センターを中心に学内のFD活動が活発におこなわれている。

【選択的評価事項A 研究活動の状況】
1.平成14年度に「ナノ未来材料」及び「新エネルギー・物質代謝と生存科学の構築(経済性・安定性を主眼とした農工融合型物質エネルギー代謝と生存科学体系の構築)」が文部科学省21世紀COEプログラムに採択されている。

2.平成17年度に経済産業省が全国123社の企業を対象に実施した大学等との共同研究や技術移転の評価では、大企業及び小企業双方から第2位の評価を受けている。

評価結果をふまえて

本学では、自ら「改善を要する」と分析した事項や、機構から「改善を要する」と指摘された事項について、順次改善をおこないます。「図書館の開館時間延長」及び「オンラインジャーナルの充実」については、平成19年度に早速改善措置を講じることとしています。
今回の認証評価結果をふまえて、学生及び保護者の方々をはじめとする皆様の期待にお応えできるよう、さらなる改革に取り組んで参ります。

認定証

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