研究費不正根絶に向けた決意表明

令和5年11月6日

研究費不正根絶に向けた決意表明

東京農工大学長
千葉 一裕

 東京農工大学は、「国立大学法人東京農工大学競争的資金等取扱要項」に基づき、学長の下に競争的資金等不正防止計画推進室を設置しています。
 競争的資金等不正防止計画推進室は、監査室をはじめとする学内関係部署と連携し、研究費の不正使用の発生を防止するため、「競争的資金等の使用に関する行動規範」を策定し、「国立大学法人東京農工大学不正防止計画」に基づき、研究不正の防止に努めてきました。
 令和3年2月に「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」が改正され、①「ガバナンスの強化(根絶に向けた最高責任者のリーダーシップと役割の明確化)」②「意識改革(コンプライアンス教育・啓発活動による全構成員への不正防止意識の浸透)」③「不正防止システムの強化(監査機能の強化と不正を行える「機会」の根絶)」を不正防止対策強化の3本柱として位置づけ、研究費不正の防止に関する高い意識を持った組織風土を形成するとともに、組織風土に合わせた防止策で実効的かつ効率的な対策の実現が求められております。
 本学では、今回のガイドラインの改正等を踏まえ、上記の不正防止の3本柱を念頭に、学長自身が最高管理責任者としてのリーダーシップを持って不正防止の強化に取り組むとともに、今後も引き続き、以下の行動規範の周知徹底によって研究に携わる教職員の意識改革を促し、本学から研究費不正を根絶します。
 具体には、監事・会計監査人・内部監査部門とも連携し、本学が定める「不正防止計画」のもと、「研究費の適正な運営・管理活動」「モニタリングの充実」を通じて「適正な運営・管理の基盤となる環境の整備」を行うとともに、研究に携わる教職員に対し継続的にコンプライアンス教育や啓発活動を先導していくことで、今後も引き続き全教職員に不正根絶に向けた意識向上と浸透を徹底して図ってまいります。

 

競争的資金等の使用に関する行動規範

                          国立大学法人東京農工大学

  

 本学における公的機関から配分される競争的資金を中心とした公募型の研究資金(以下「競争的資金等という。」)を適正かつ円滑に執行するための基本方針

【競争的資金等の不正防止3原則】
 本学の役職員は、本学構成員としての誇りを持ち、本学憲章に掲げる使命を 自覚し、法令及び会計規則等を遵守するとともに、特に、次の各号に定める事 項を銘記し清廉に活動しなければならない。

 

[東京農工大学研究者等の倫理に関するガイドライン(抜粋)]

1 競争的資金等の不正使用は行わない
 2 競争的資金等の不正使用に荷担しない
3 競争的資金等の不正使用をさせない

CONTACT