東京農工大学リーディング大学院で駐日モルドバ大使による特別講義を実施

東京農工大学リーディング大学院で駐日モルドバ大使による特別講義を実施

初代駐日モルドバ大使に就任されたDr.ヴァシレ・ブマコフ大使による特別連続講義を、東京農工大学リーディング大学院にて開講しました。

 東京農工大学リーディング大学院(注)では、世界で活躍する先駆的研究者をお招きし、英語による講義シリーズを提供しています。

 ブマコフ大使は米国カリフォルニア大学デイヴィス校で農業工学の博士号を取得された後、モルドバ国立農業大学教授、同副学長、農業食品産業大臣等を歴任されて現職に就かれた方です。その豊富なご経験から、受講生が将来博士号を持って国際舞台で活躍するための大きな指標となっていただけると考え、講義をお願いしたところ、御快諾いただき開講の運びとなりました。

 ブマコフ大使は、平成29年6月5日(月)午前に、大野学長、岡山理事(広報・国際担当)・副学長を表敬訪問された後、同日午後より「グリーンクリーン食料生産特論」の講義として、モルドバ共和国についてご紹介くださいました。モルドバの豊かな自然環境、農業における挑戦と成果、とりわけ世界的に有名なワイン産業についてや、国家の歴史や体制が人びとに与えた影響、科学技術の開発と同時に社会に目を向ける重要性等、幅広い視野から講義してくださいました。
 
 6月19日(月)には、日本のODAとともに取り組んだ農業開発事業や学校暖房設備におけるバイオマス利用事業など、農業工学の研究経験と実践とを繋ぎ、食料・環境・エネルギー分野の課題へアプローチする方法について講義していただく予定です。



(注)東京農工大学リーディング大学院とは
 文部科学省博士課程教育リーディングプログラムに採択された大学院であり、「グリーンクリーン食料生産を支える実践科学」をテーマに、食料生産の大部分を石油エネルギーに依存する世界的危機から脱却し、非石油依存型の時代を創出する博士人材の養成を目的とした、5年一貫制の教育課程です。実学(実践科学)の代表分野である農学および工学の融合基盤を備え、さらに、イノベーション創出力・国際競争力・人間力を具備したリーダーを養成しています。

写真中央がブマコフ大使、左から2番目が大野弘幸東京農工大学長
東京農工大学で授業を行うブマコフ大使

◆本件に関する問い合わせ◆
東京農工大学グローバルイノベーション研究院
リーディング大学院プログラム
特任准教授 一條 洋子
TEL:042-367-5618
E-mail:ykichijo(ここに@を入れてください)cc.tuat.ac.jp

プレスリリース(PDF:157KB)

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