世界初・生体素材とイオンでつながるバイオトランスデューサを開発~体内エネルギー源「ATP」の合成をプロトニック有機電極で制御~

世界初・生体素材とイオンでつながるバイオトランスデューサを開発
体内エネルギー源「ATP」の合成をプロトニック有機電極で制御

【発表のポイント】
  • 溶液中プロトン濃度を電気制御するプロトニック有機電極“バイオトランスデューサ”を開発
  • 単離ミトコンドリアへ外からプロトン注入あるいは抽出することで、ATP合成の制御に成功
  • 細胞の生死に関わるミトコンドリア機能やプロトン駆動型生体素材(膜タンパク質やトランスポーターなど)をプロトンで制御できる刺激電極開発が期待
【概要】

早稲田大学大学院情報生産システム研究科の三宅丈雄(ミヤケタケオ)准教授と東京農工大学大学院工学研究院生命機能科学部門の太田善浩(オオタヨシヒロ)准教授の研究グループは、電流のオン/オフによって溶液中プロトン(H+, 水素イオン)の脱吸着を制御できるプロトニック有機電極(バイオトランスデューサ)を開発し、ミトコンドリアと組み合わせることでエネルギー分子(ATP)の合成を制御することに世界で初めて成功しました。本デバイスは、細胞の生死に関わるミトコンドリアの機能制御に加え、プロトン駆動型生体素材(膜タンパク質やトランスポーターなど)へのプロトン濃度(pH)計測および刺激電極としての利用が期待されます。

詳細は、以下をご参照ください。

プレスリリース(875KB)

 

 

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