〔2016年11月8日リリース〕大学附属博物館のさきがけ 東京農工大学科学博物館創基130周年

大学附属博物館のさきがけ
東京農工大学科学博物館創基130周年

 国立大学法人東京農工大学(学長:松永 是 本部:東京都府中市)では、今年度、科学博物館が創基130周年を迎えます。科学博物館は、本学工学部の前身組織である農商務省蚕病試験場内に、明治19年(1886年)に設置された「参考品陳列場」がその起源となっています。当時としては最先端の蚕糸、養蚕に関する資料が展示され、養蚕業の理解と普及に貢献したと考えられます。その後、母体となる組織は蚕業講習所、東京高等蚕糸学校、東京繊維専門学校、そして昭和24年に東京農工大学と変遷を重ねましたが、蓄積された様々な資料を受け継ぎ、次世代に渡す作業が連綿と続けられてきました。そして、平成20年4月には学内関連施設が統合されて「東京農工大学科学博物館」となって拡充発展を遂げ、本年、創基130週年を迎えます。
 創基130周年を迎えるにあたり、招待者、関係者および報道機関の皆様を対象とした記念式典を開催いたします。さらに、市民の方にもお楽しみいただける2つの関連企画展の開催、図録の復刻や記念グッズの販売など、さまざまな企画をご用意しております。ぜひ多くの市民の皆様にご来館いただき、我が国の高等教育の来し方やこれから、そして本学の歴史に触れていただければ幸いです。

◆創基130周年記念式典◆
記念講演会「自然に学ぶ“農芸品”の時代」赤池学氏(ユニバーサルデザイン総合研究所)
日時: 平成28年11月13日(日) 13:00〜14:40
会場: 東京農工大学小金井キャンパス新1号館グリーンホール
    ※小金井キャンパスまでのアクセスは、交通・キャンパスマップ をご参照ください。
    ※新1号館の場所は、小金井キャンパスマップ をご参照ください。(地図上の建物番号14)     
対象: 招待者、関係者、報道機関関係者

◆関連企画展「蚕織錦絵・生糸商標コレクション展」◆
本館が所蔵する600点の錦絵および3000点の生糸商標類から、著名な絵師
の錦絵や様々な時代の生糸商標を展示します。
会期 :平成28年10月1日(土) 〜 12月27日(火)
詳細科学博物館ホームページ をご覧ください。

◆関連企画展「東京農工大学科学博物館収蔵品展〜博物館黎明期と蚕病教育〜」◆
本館の多様な収蔵品の中から、特に本学のかつてのミッションであったカ イコの伝染病に関する資料を集め、展示いたします。明治〜昭和初期の様々な教育用掛図や、さまざまな伝染病に感染したカイコの大型模型など、近代の高等教育を新たな角度から見直す企画展です。
会期 :平成28年11月1日(火) 〜 平成29年3月31日(金)

◆蚕織錦絵図録「浮世絵に見る蚕織まにゅある かゐこやしなひ草」復刻◆
江戸時代の養蚕のようすを描いた錦絵のコレクションの図録を復刻・頒布いたします。江戸時代の養蚕の知恵を美麗な錦絵とともに一望できる、美麗な図録です。

◆記念グッズの販売◆
・本館で生産した織布を用いたタペストリーを作成・販売いたします。図柄には世界遺産である富岡製糸場を描いた錦絵を用いています。
・DVD「繊維機械動態展示」「糸繰りの技・真綿作りの技」本館の所蔵・展示するさまざまな繊維機械の動態を撮影したDVDと、繭から生糸を取り出す繰糸の技術・真綿作りの技術を記録したDVDを製作・販売いたします。

◆「商標コレクション」図録の作成と頒布◆
本館が所蔵する3000点におよぶ生糸商標等のコレクションを網羅した図録を電子媒体で作成・頒布いたします。

◆本件に関する問い合わせ◆
東京農工大学 科学博物館
・TEL:042-388-7163
・E-mail:kahaku(ここに@を入れてください)cc.tuat.ac.jp
・ウェブサイト:http://www.tuat.ac.jp/~museum/

CONTACT