〔2015年6月12日リリース〕国際土壌年記念 巡回展「土ってなんだろう?」を開催します

東京農工大学(学長:松永是 本部:東京都府中市)では、科学博物館において、2015年国際土壌年記念 巡回展「土ってなんだろう?」を開催します。2013年国連総会で2015年の国際年のテーマが土壌と決まったことを受け、巡回展の企画展会場として本展示を開催する運びとなりました。
土壌は農業や生態系の基本的な機能、そして食料安全の保証の基盤として、地球上の生命を維持するためにはなくてはならない存在です。東京農工大学科学博物館ではこれまでにも企画展等において土壌分野における本学の研究を紹介してきました。
土は長い時間をかけて作られ、1cmできるのに100年かかるとも言われています。土の中には数億から数十億の微生物が生息しており、この土が作物を育て、私たちの生命を支えています。土ができてくる様子や、その構造を標本や写真、映像を用いてご紹介いたします。
さらに当館所蔵の東京高等蚕糸学校時代の教材から明治期の土壌図(武蔵国北部 恒藤規隆・フェスカ:明治21年)を展示する予定です。

◆概要◆
【開催期間】2015年6月27日(土)~7月11日(土)
【休館日】日曜日・月曜日・祝日 【入館料】無料
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:00まで)
【場所】東京農工大学科学博物館 1階企画展示室
住所:東京都小金井市中町2-24-16
アクセス:JR中央線東小金井駅より徒歩10分
【主催】埼玉県立 川の博物館
【共催】日本ペドロジー学会、一般社団法人日本土壌肥料学会
【構成】
・土の中の小さな生き物たち
トビムシ、クマムシ、ダンゴムシ、ミミズや、目には見えない微生物たちを写真・標本・映像で紹介します。
・土はどうやってできるの?
土ができてくる様子や粘土の正体を、モノリス(土壌の実物標本)や模型で解説していきます。
・さまざまな土
土にはたくさんの種類があります。日本のさまざまな土をモノリスで、世界の珍しい土を写真で紹介します。
・土がふかふかな訳は?
やわらかい土、固い土。土の特徴を、実物の「団粒構造」や標本を使って解説します。
・土と世界のつながり
土は焼き物になるなど私たちの生活や、身の回りの自然(水や大気)と深いつながりがあります。その関係をお見
せします。

------ 巡回展 関連講演会「身近な土を活かして使う」(無料・申込不要)------ 〔講師〕濱田龍之介(東京農工大学名誉教授) 〔日時〕7月4日(土) 13:30~15:00

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