平成25年度受審大学機関別認証評価の評価結果について

認証評価結果(評価報告書)

評価結果の概要

認証評価について

平成14年11月の学校教育法の改正に伴い、全ての大学・短期大学・高等専門学校については、7年以内ごとに機関別の認証評価(文部科学大臣により認証評価機関として認証を受けた機関が実施する評価)を受けることが義務付けられております。

本学では、平成16年度の国立大学法人化と同時に、自己点検・評価の実施体制の整備をおこない、平成18年度に引き続き平成25年度に、認証評価機関である(独)大学評価・学位授与機構(以下、「機構」)による「大学機関別認証評価」を受審しました。

受審にあたっては、平成25年6月末に「自己評価書」および添付資料集を同機構に提出し、書面調査を受け、同年11月25日~26日には、訪問調査が実施されました。その評価結果が、上記のとおり公表されました。

東京農工大学の評価結果について

「評価結果(基準)」によれば、本学は10の基準すべてを満たしていると判定されただけでなく、8項目の優れた点があると特記されました。
本学の主な優れた点 として、例えば次の点が挙げられています。

【大学評価基準】
1. 若手教員の研究能力の維持・拡大のためにテニュアトラック制度を継続的に実施し、教員組 織の活性化に効果を上げている。

2. 教員の教育、研究、社会貢献・国際交流、管理運営の項目を設け教員評価が実施され、評価結果が処遇に反映されている。また、教員再審査制度の導入を順次進めている。

3. 平成20 年度に文部科学省教育GPに「学科横断型Φ型パッケージ・プログラム教育」が採択されており、社会からの多様な教育ニーズに機動的かつ柔軟に対応することができる教育システムの構築を行っており、支援事業終了後も、学科横断プログラム等が正規の授業として組み込まれ実施されている。

4. 平成21 年度に文部科学省「大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に「分野融合実験を核とする初年次教育」が採択されており、学科・分野の壁を取り払った工学の根幹を培うための融合基礎教育に取り組んでいる。本プログラムにより工学部では、全学科の初年次学生を対象として全学科の専門分野を横断的に実験実習することにより各自の専門分野の位置付けの認識を深める工学基礎実験を、平成22 年度から必修科目として実施している。

5. 平成19 年度に文部科学省大学院GPに「ラボ・ボーダーレス大学院教育の構築と展開」、「体系的博士農学教育の構築」、「科学立国人材育成プログラム」が採択されており、支援事業終了後も、異なる研究室での研究機会を提供し、学生が幅広い観点を身に付け、多様な進路を実現するための支援、学生の海外派遣のための機会提供等の取組、修士課程2年次の学生を選抜した4年間一貫博士教育プログラムの提供等の取組等が行われている。

6. 平成24 年度に文部科学省「博士課程教育リーディングプログラム」に「グリーン・クリーン食料生産を支える実践科学リーディング大学院の創設」が採択されており、社会と環境との調和の中で、持続的で豊かな社会形成を推進する力を有し、生命の源である「食」に関する地球規模での究極的な課題に挑戦し、食の生産性やエネルギー依存形態を変革する構想力と実践力を備えたイノベーションを牽引するグローバルリーダーの養成を目的に事業が行われている。

7. 博士の学位取得者について、キャリアの多様化・明確化を図るためにキャリアパス支援センターを設立し、ノンアカデミック・キャリアパスの開拓に取り組んでいる。平成21 年度からはアグロイノベーション高度人材養成センターに引き継がれ事業が行われており、全国6連合農学研究科を含む全国の国公私立大学から養成者を募集し、多くの人材を産業界等へ送り出している。

8. 授業アンケートで学生から改善要望として挙げられた項目と評価が高い授業の特徴を整理し、より良い授業のための『講義秘訣集』が作成されており、新任教員等の教育力の向上に活用されている。

認定証

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