東京農工大学客員教授にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授を任命

東京農工大学客員教授にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授を任命についてのご紹介です。

2010年9月3日
国立大学法人東京農工大学


東京農工大学客員教授にカリフォルニア大学
サンタバーバラ校の中村修二教授を任命について


東京農工大学では、世界で初めて青色ダイオードを実現した発光ダイオードの世界的な第一人者であるカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)教授・中村修二先生を客員教授として任命し、本学の教育研究に尽力いただくこととし、客員教授の称号授与式を開催しますので、是非ともご参加下さいますようご案内します。
本学では、「使命志向型教育研究-美しい地球持続のための全学的努力」(MORE SENSE:Mission Oriented Research and Education giving Synergy in Endeavors toward a Sustainable Earth)を基本理念として、21世紀の人類が直面している課題の解決に農学および工学の両面から取り組むとともに、先端研究を通じて育成した高度な人材を社会に輩出しております。近年、資源の枯渇および地球規模での温暖化など、人類は地球持続を阻害する大きな問題に直面しており、特に、脱炭素社会の構築は急務の課題で、「地球持続」を基本理念としている本学では、脱炭素社会構築を率先垂範するために、脱炭素に関わる多くの研究を推進しております。具体的には、エネルギー貯蔵、高機能太陽電池、高効率発光素子、高容量電子デバイス、バイオマスなど多くの成果を世に発信しております。
UCSBの中村修二先生は、多くの世界的な学術賞を授与されている発光ダイオードの世界的な第一人者であり、さらに、発光ダイオードが脱炭素社会構築のための重要な切り札であることから、中村先生は益々世界から注目されるに至っております。このような、脱炭素社会の構築に不可欠な著名な研究者が、地球持続を基本理念としている本学の客員教授に就任されることは、本学の脱炭素に関わる先端研究の益々の発展と社会で活躍できる高度な人材の輩出の進展のための大きな推進力となります。
当日は、客員教授の称号授与式後、「美しい地球持続のための脱炭素社会の構築」に関するシンポジウムを開催し、中村修二先生および我が国のエネルギー関連の各種審議会の最重要メンバーである東京工業大学教授・柏木孝夫先生を講師に迎え、講演いただきます。本シンポジウムは、入場無料としております。是非ともご参加下さいますとともに、広くご周知くださいますようお願いいたします。
概要は以下のとおりです。

◆客員教授称号授与式◆

日時 平成22年9月10日(金曜日)12時00分~
会場 東京農工大学小金井キャンパス(〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16)
中央棟2階 執務室
次第 1.開会(12時00分)
2.小畑秀文学長による中村修二氏への客員教授称号授与
3.閉会(12時15分)
― 休憩 ―
4.「美しい地球持続のための脱炭素社会の構築」に関するシンポジウムでの講演
(13時30分~、別会場)

◆シンポジウム概要◆

日時 平成22年9月10日(金曜日)
13時30分~17時50分(開場12時45分)
会場 東京農工大学小金井キャンパス(〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16)
新1号館L0111(主会場)
講義棟L0026(TV会議中継会場)

東京農工大学府中キャンパス(〒183-8509 東京都府中市幸町3-5-8)
本館講堂(TV会議中継会場)

※両キャンパスとも駐車場がございませんので、来学の際は、公共交通機関をご利用下さい。
※本学へのアクセス方法は、こちらからご覧ください。
入場料 無料

次第 1.開会(13時30分)
2.基調講演
14時00分(60分) カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB):中村修二教授
「窒化物半導体発光素子の開発と脱炭素社会への貢献」
15時15分(60分) 東京工業大学:柏木孝夫教授
「低炭素社会とスマートエネルギーシステム」
3.脱炭素社会構築への取り組み
16時30分 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)講演「我国の脱炭素戦略」
17時00分 「本学の脱炭素戦略」本学の脱炭素戦略デモ
東京農工大学 小野隆彦理事(広報・国際担当副学長)
東京農工大学大学院工学研究院 北嶋克寛教授
(1)全キャンパスのエネルギーの見える化デモ
(2)46%CO2削減の建物計画
4.閉会(17時50分)
5.懇親会(18時00分~) 場所:小金井キャンパス生協第二食堂
主催 国立大学法人東京農工大学
共催 東京農工大学教育研究振興財団

◆本件に関するお問い合わせ◆
東京農工大学小金井地区総務チーム TEL:042-388-7003

資料

新聞等掲載状況

平成22年9月6日 日経産業新聞「日経テレコン21」
平成22年9月7日 日刊工業新聞
平成22年9月10日 共同通信

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