2022-12-12 工学基礎実験「鑑識蛍光色素合成~鑑識実験~」

先週に続き、工学部 応用化学科1年生の「工学基礎実験」の授業を見せてもらうワン。
今日紹介するのは、ルミノール反応の実験。

試験官の液体に、別の液体を入れると…
青白く光ったワン!

ルミノール反応といえば、警察の鑑識で、犯行現場から血痕を探す捜査に使われていることで有名だワン。
ルミノールは、過酸化水素と反応して紫青色に発光する化合物。
この反応は鉄や銅、コバルトなどの触媒によって促進されるので、発光量を見ることで、触媒になる物質が含まれているかを確認できるワン。
鑑識では、血液中のヘモグロビンが蛍光現象の触媒になっているワン。

この実験で、ピペットに入っていたのは、血液の代わりの「フェリシアン化カリウム」。
これにも鉄が入っていて、触媒になるんだワン。

2枚目の写真は授業の様子。
兼橋真二准教授が、合成実験での安全に関する注意事項を説明しているところだワン。

写真3枚目、4枚目は、試薬を測り取るところ。
危険な薬品を扱ったり、加熱のための機器を使ったりする実験を安全に行うためには、化学実験に関する注意事項をちゃんと予習してくることも大事だワン。

「工学基礎実験」は、物理・化学・生物および情報、安心安全、環境などを複合化させた実験項目にしたがい、理数系大学に必要な「分野融合させた真のサイエンスに触れる」ことを目的とした授業。
1年生のみなさんは、幅広いテーマでの実験を通じて、将来専門領域を深化させるために何が必要なのかを学んでいるんだワン。

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