東京農工大学 大学院農学府・農学部の学生の皆さんへ

令和2年4月13日
東京農工大学 大学院農学府長・農学部長

 今般の新型コロナウイルス感染症(COVID 19)が拡大するなか、日本政府は4月7日に東京を含む7都府県を対象に「緊急事態宣言」を発令しました。それに先立つ4月6日には、本学の新型コロナウイルス対策本部が対応方針と行動規範を告示しました。また、4月7日には、農学研究院・農学府・農学部および連合農学研究科新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、当面の対応について構成員に通知致しました。農学府・農学部では、5月31日まで府中キャンパスを入構制限とし、学生は原則、入構禁止としました。また、5月11日にオンライン講義の開始、6月1日に対面講義の開始という日程を定めました。

 本学農学府・農学部においては、皆さんの感染防止、命を守ることを最優先に考え、教育・研究・サークル活動について以下のとおりに対応することにします。

(教育活動について)
 5月11日からeラーニングプラットフォーム(Google ClassroomやMoodle等)を利用したオンライン講義を開始します。後日、学科・専攻プログラムから案内いたします。
 オンライン教育は、録画された講義資料を繰り返し復習することで、講義内容の理解をより深めることができますが、そのためには視聴される皆さんの自主性、積極性および自律性が求められます。是非、オンラインでの講義に係る時間(予習復習等)を十分確保し、規則正しい生活リズムをもってオンライン講義を受講してください。

 また、録画講義資料ではなく、eラーニングプラットフォームに保存された講義資料または教科書等を利用し、課題に取り組んでもらう科目もあります。十分な自習時間をとって、課題に取り組んでください。

(研究活動について)
 指導教員と十分に打ち合わせ、動植物など生物の管理など研究の維持に必要な最小限な活動のみにとどめてください。入構する際には、学生証および指導教員等の入構指示書を必ず持参してください。また当面は、学外での出張調査なども禁止です。自宅等で論文講読、論文執筆等、自主的な研究に取り組んでください。

(サークル活動について)
 顧問教員と十分に打ち合わせ、動植物など生物の管理などサークル活動の維持に必要な最小限な活動のみにとどめてください。また、感染拡大のリスクを高める「3つの密(密閉、密集、密接)」は必ず避けてください。入構する際には、学生証および顧問教員等の入構指示書を必ず持参してください。

 皆さんにおかれてましては、勉学のみならず、外出自粛が課されているなか日常生活においてもストレスのたまる生活を強いられていると思います。厳しい状況ではありますが、新型コロナウイルス感染の終息に向けて、農工大生、そして社会の一員としての自覚をもって行動してください。農工大生は、どのような環境のなかでも、自分のおかれている立場を理解し、工夫しながら学習や研究に自律的に取り組むことができる適応力と行動力を有していると信じております。

 農学府・農学部の教職員一同、「新型コロナウイルスなどに負けてたまるか」という気概をもって、この困難な状況を克服できるよう、一丸となって対応してまいります。

 以上、ご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

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