東京農工大学「海外研究留学プログラム」(2024年度第2回)募集要項
1. 目的
本プログラムは、東京農工大学基金の支援を受けて実施するものであり、グローバル人材の育成に向け、大学院進学前又は大学院の早期段階において学生が自身の未来価値を涵養する芽を育む機会を提供するため、大学院に進学予定の学部4年生(獣医学科学生については学部6年生)及び修士課程学生(博士前期、専門職学位及び5年一貫制博士課程1,2年次学生を含む)を対象に、海外機関での研究活動にチャレンジするための助成金を付与する。
<本派遣を通じて参加学生に期待する成果>
若手研究人材として、自身の新たな未来価値を涵養するための以下のような芽を育てる。
・国際的な人脈形成の芽、共同研究の芽
・グローバルな視点で自身のキャリア形成を模索する芽
・国際社会における自身の研究の価値・可能性を見つめなおし、新たな価値の創造を模索する芽
2. 申請対象者
本学学生のうち、申請する留学の開始時点で(1)~(4)のいずれかに該当する者(該当見込みの者も含む)
(1)本学大学院に進学予定の学部4年生(共同獣医学科を除く)
(2)本学大学院に進学予定の共同獣医学科6年生
(3)修士課程、博士前期課程、又は専門職学位課程の学生
(4)5年一貫制博士課程の1、2年生
※(1)、(2)について、申請及び海外留学時点で進学が確定していない者も、当該留学の翌年度末までに大学院進学を予定する場合は対象とする。
3. 申請できる留学の要件
海外の大学・研究機関等(以下、「海外機関」とする)での研究活動を目的とした留学で、下記(1)~(3)を満たすこと。
(1) 2024年8月1日以降、2025年3月20日までに現地での活動を開始し、海外機関での活動期間が連続して2か月以上6か月以下(※)であること。
(2) 当該渡航及び実施予定の研究計画について、事前に本学指導教員の承認が得られていること。
(3) 留学先の研究機関について、具体的な目途がついていること。(申請段階では正式な受入許可が得られていることは必須としない。)
※自己負担又は他の経費等での助成を受けて引き続き先方機関での研究活動の継続を希望する場合には、本事業で当初採用した活動期間後の活動継続を認める場合があるが、継続の可否は期間、内容等に拠るため、希望する場合は必ず事前に国際交流室(連絡先は本要項の最終ページ参照)に相談すること。なお、活動継続を認める場合にも、本事業での奨学金支給は当初採用時に認められた期間分のみとし、継続期間に関しては支給されないので留意すること。
※渡航中、本学指導教員及び先方機関の受入指導教員が認める場合には、学会出席等のための第三国(又は本邦)への短期間渡航(又は帰国)は認めるが、その場合の旅費は各自で負担すること。
4. 助成予定人数
年間10名程度(予算状況に照らして若干の人数増減があります。)
5. 助成内容
海外機関に研究留学するための以下(1)及び(2)の費用(以下、「助成金」という)を助成する。
(1)渡航費補助:渡航に係る航空券代を上限20万円で補助
(2)奨学金:現地機関での活動期間(上限6か月間)について、以下【表1】のとおり渡航先地域※により月額10万円又は15万円を支給する。
※【表1】の地域区分は、本学旅費取扱規程の外国旅費支給の地域区分に準じて区分。
旅費取扱規程 地域区分 |
該当地域 | 支給月額 |
---|---|---|
指定都市 | シンガポール、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントン、ジュネーブ、ロンドン、モスクワ、パリ、アブダビ、ジッダ、クウェート、リヤド、アビジャン | 15万円 |
甲地域 | 北米地域、欧州地域及び中近東地域のうち指定都市以外 | 15万円 |
上記以外 | アジア、中南米、大洋州、アフリカ地域のうち指定都市以外 | 10万円 |
6. 申請方法
① 申請書類
下記申請期日までに(1)及び(2)の提出を完了すること。
(1)下記URL上で申請書Google Formを入力の上、提出(フォーム上で送信)する。
申請書Google Form: https://forms.gle/JHPwUNFyCHDAUhxo6
(2)Google Form上で下記のa~cをファイルアップロードにて提出する。
a. 活動計画書(様式A) 日本語版 英語版
b. 海外機関との交渉の状況を示すレター、メール等の写し(任意/既に取得している場合)
c. 本学指導教員からの推薦書(様式自由)
② 申請期日
2024年6月14日(金)
7. 助成対象者の選考
国際教育交流プログラム小委員会に設置した「海外研究留学プログラム選考委員会」において、申請者から提出された申請書類に基づく書面審査(一次審査)及び面接審査(二次審査)を行い、助成対象者を決定する。面接審査(二次審査)は書面審査合格者を対象に実施する。
なお、面接審査(二次審査)についての詳細は、一次審査の結果通知時に案内する。
審査項目 | 審査基準 |
---|---|
1.研究計画・達成目標の明確性・具現性 |
◆計画・達成目標が明確で具現性があるか ◆目的を達成するために適切な計画であるか |
2.研究計画・達成目標の挑戦性・社会的価値創造への目的意識 |
◆計画・達成目標が自身のこれまで取り組んできた研究を発展させ、新たな価値を創造することを目指した挑戦的な内容であるか ◆自身の研究に対する社会的な意義を考察し、社会に新たな価値を創造するという目的が意識されているか |
3.自身のキャリア形成・未来価値を涵養するための活動計画・達成目標の明確性・具現性 |
◆計画・達成目標が明確で、海外渡航という機会を十分に活用したものであるか ◆目的を達成するために適切な計画であるか ◆社会的に自身の新たな未来価値を涵養できると期待される内容か |
4.帰国後の他の学生への波及に向けた活動計画の有効性 | ◆帰国後、周囲の学生の海外渡航を促す波及効果が期待される内容か |
8. 選考等スケジュール
応募〆切 2024年6月14日(金)
第一次審査結果通知 7月3日(水)頃
第二次審査(面接) 7月中旬(別途、一次審査通過者に通知)
採否結果通知 7月中旬(7/18までに通知予定)
※採否結果の通知は、当該学生の本学stメールアドレス宛にメールで送付する。
上記期日を過ぎても結果通知メールが届かない場合、国際交流室(下記)まで問い合わせること。
9. 助成対象者の義務及び採用後の手続き
① 助成金受給にあたっての手続き
助成対象として採用された者(以下、「採用者」という)は、助成金受給にあたり、各自の渡航開始3週間前までに下記書類を提出しなければならない。なお、所定の期日までにこれらの書類の提出が完了しない場合は、採用者の資格を取り消す場合があるので留意すること。
<受給にあたっての提出書類>
a. 確定した渡航計画書(様式については別途採用者に通知)
b. 振込依頼書
※提出期日、提出先等の詳細は、別途、国際交流室から採用者に案内する。
※上記の他、留学願/海外渡航届等、海外渡航にあたり各部局で定められた書類についても、部局で定められた期日までに提出すること。
② 渡航後の報告書提出/報告会での成果報告
(1) 『成果報告書』(所定様式)を提出するとともに、報告会で成果報告を行うこと。
(2) 東京農工大学基金出資者への報告のため、本学が作成する基金活用報告サイト(https://www.tuat.ac.jp/outline/executive/fund/katsuyo/gakusei.html)、及び基金パンフレット等に掲載する『派遣報告』(所定様式)を提出すること。
※報告書の様式及び報告会の詳細は、別途、国際交流室から採用者に案内する。
10. 採択後の計画変更
採用決定後に海外渡航の開始日、渡航期間、海外機関等の計画変更を行う場合には、計画変更届(様式は別途採用者に通知)を提出すること。提出された変更届に基づき、再度審査を行い、当初の研究計画・達成目標が達成されると判断される範囲において変更を認めるが、渡航期間が2か月未満又は開始が翌年度となる変更は認められないので、予め留意すること。
11. 留意事項
申請にあたっては、以下事項に留意すること。
(1)申請内容に虚偽、瑕疵のあった場合には、採用を取り消し、助成金の返還を求めるものとする。
(2)本プログラム助成金と他の支援経費等との併給については、以下のとおり取り扱う。
① “渡航費補助”について:他の支援経費と本プログラムの航空券代金を対象とした補助の合算額が採用者の支払う航空券代の実費額を超えない範囲において、併給を認める。ただし、本プログラム採用者は、国際教育交流プログラム小委員会で90日以上の海外派遣プログラムを対象に支援予定の『海外派遣プログラム(中長期派遣)に係る渡航費支援金』については、助成対象外とする。
② “奨学金”について:他の奨学金との併給を認めるが、併給する奨学金の側で他の奨学金の併給が認められない場合もあるので、申請前に申請者自身で確認の上、申請すること。なお、併給を希望する他の支援経費等において併給額の上限が定められている場合に、本プログラム助成額の減額調整を行うことは差し支えないので、必要な場合には国際交流室に相談すること。
(3)同一学生が同一年度において受給できる本プログラム助成金は、1回に限るものとする。
(4)採用後、留学開始時点で項目2の(1)~(4)のいずれにも該当しない場合には、採用を取り消し、助成対象外とする。
【本件に関する問合せ先】
学務課国際交流室(石崎・島田)
E-mail:kokusai[a]cc.tuat.ac.jp([a]を@へ変換してください)
TEL:042-367-5821