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- 国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
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渡邉 泉
ワタナベ イズミ
WATANABE Izumi
農学研究院 物質循環環境科学部門, 教授
研究分野
- A389 環境・農学, A63010 環境動態解析
- A389 環境・農学, A63040 環境影響評価
研究キーワード
- 環境化学
- 環境毒性学
- 重金属・生体微量元素
- 放射性元素
- 生態系の汚染
研究テーマ
- 野生生物の微量元素蓄積および環境中の微量元素汚染に関する研究
- 微量元素による土壌汚染と植物を用いた修復
- 内分泌攪乱化学物質の生態影響評価
- 微量元素を高レベルで蓄積する生物の濃縮機構の解明および金属結合タンパク質の検索
- 放射性元素による生態系汚染の実態解明
教育・研究活動状況
- 化学分析から自然の持つ多様性を解析し、環境汚染物質による生態系への影響評価を行う
人為起源の化学物質が、環境中でどのような挙動を示し、さらに野生生物にどのような影響を与えるかを解析・評価しています。地球上で物質は、様々な要因に依存し循環します。生体内においても化学物質は、やはり様々な要因によって特徴的な挙動を示します。生態系における化学物質の影響を評価する場合、無機環境を含めた複雑なメカニズムの把握が極めて重要となります。 過去に深刻な公害病を引き起こした水銀やカドミウムといった生体微量元素は、自然界において偏在するという特徴があります。例えば、一見、汚染などないような外洋に生息する海鳥類や哺乳類は強毒性元素を高レベルで蓄積していたり、ある種の植物は特定の元素レベルを濃縮します。また、生物は、様々な生理過程(成長、繁殖、脱皮、渡り、絶食など)を有し、それらの変化によって体内の化学物質が敏感に反応するケースがあります。 これら地球上における複雑な化学物質の動態を研究し、ヒト中心にとどまらない、より包括的な環境浄化・修復に有効な知見を提供していきたいと考えています。
共同研究希望テーマ
- 無脊椎動物を用いた元素汚染水田の修複技術の開発
- 巨大草本植物を用いた元素汚染土壌の浄化技術開発