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国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
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渡邊 裕純

ワタナベ ヒロズミ

Watanabe Hirozumi

渡邊 裕純

農学研究院 国際環境農学部門, 教授

メールアドレス

pochi[at]cc.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)

ホームページ

http://www.tuat.ac.jp/~pochi/

研究分野

  1. A389 環境・農学, A63010 環境動態解析
  2. A389 環境・農学, A63040 環境影響評価
  3. A389 環境・農学, A41040 農業環境工学、農業情報工学

研究キーワード

  1. 農薬動態、モニタリング、モデル

研究テーマ

  1. 農薬の環境動態、影響評価、リスク管理に関する研究

教育・研究活動状況

  1. 農薬動態モニタリングおよびその予測モデルの開発と農薬の環境影響評価
     近代農業における農薬や肥料の大量使用による河川や湖水の水質の影響が心配され続けてきました.また近年,環境ホルモンなどの人間及び生態系への影響が関心を集めています.農薬や肥料の流出制御は河川や湖水の水質の向上のため重要なほ場管理の一つです.  私は田面水及び水田土壌表層における農薬動態予測モデル(PCPF-1)を開発し,モデルの評価及び農薬流出管理への応用を検討してきました.モデルシミュレーションによる農薬流出制御のための管理手法の設定への応用として,水管理による表面排水及びシロカキ等の管理による浸透量の違いによる農薬流亡ポテンシャルを比較しました.さらに水田圃場や集水域における農薬動態のモニタリング・調査も行ってきました.現場に置け津調査や,モデルシミュレーションの結果より農薬流出制御のための適正な止水管理と農薬の地下への浸透流亡を制御するための十分なシロカキは水田農業の環境負荷低減のため重要な最適管理策であるということが分りました.  PCPF-1モデルは現在,圃場スケール,流域スケール,水田土壌中の農薬動態予測など改良が進められています.将来的にはこのモデルをベースとして水田からの農薬流出における環境影響アセスメントモデルが構築される予定です.また今後は畑地からの野約流出に関しても研究を進めてまいります.我々の研究は日本だけではなく韓国,台湾,及び東南アジア地域また欧米での耕作条件考慮しそれぞれの地域の科学者との共同により国際的な農薬動態研究に貢献したいと考えています.

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