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- 国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
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野口 恵一
ノグチ ケイイチ
NOGUCHI Keiichi
学術研究支援総合センター 機器分析施設, 教授
メールアドレス
knoguchi[at]cc.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
研究分野
- A489 ナノテク・材料, A35020 高分子材料
- A189 ライフサイエンス, A43020 構造生物化学
研究キーワード
- 結晶構造解析、繊維回析、生体高分子
研究テーマ
- X線回折法による繊維状物質の構造解析
教育・研究活動状況
- ものの形(立体構造)から性質(物性)を考える
みなさんは、キチンやキトサンという名前を聞いたことがありますか?。キチンやキトサンはカニやエビの甲羅などに存在する糖質で、自然界で生物によって多量につくられ、また分解されているため、人間が作ったプラスチックとは異なり、自然にやさしい物質です。そこで、これを我々に役立つ材料として応用する研究が行われています。 私の研究では、ものの形(立体構造)から性質(物性)を理解していこうとする立場から、様々な物質の立体構造について検討しています。右図は、最近、我々が明らかにしたキトサンの立体構造図です。キトサンはセルロースという糖質に非常によく似ていて、図の青丸のアミノ基(-NH2)が赤丸の水酸基(-OH)にかわったものがセルロースです。これだけで、キトサンとセルロースはかなり違った性質を示します。このアミノ基の役割について、更に検討するために、キトサンと様々な化合物とのかかわり(相互作用)について研究を進めています。
共同研究希望テーマ
- 高分子材料の構造と物性に関する研究