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- 国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
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臼井 達哉
ウスイ タツヤ
USUI Tatsuya

農学研究院 動物生命科学部門, 准教授
メールアドレス
fu7085[at]go.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
研究分野
- A189 ライフサイエンス, A42020 獣医学
研究キーワード
- 獣医薬理、がん、三次元培養、生活習慣病
研究テーマ
- オーダーメイド獣医療実現のための早期診断システムおよび新規治療技術の開発
教育・研究活動状況
- 近年、三次元の上皮組織構造を培養ディッシュ上で再現する方法としてマトリゲル三次元培養法(オルガノイド培養法)が開発されました。オルガノイド培養法によって、様々な組織の上皮細胞を三次元的に長期培養出来ることが示され、がん研究への応用が始まりました。 当研究室では、前立腺がん罹患犬の尿サンプルを用いて前立腺がんオルガノイドを作製する方法を見出し(Usui et al., Cancer Science, 2017)、このオルガノイドが、生体内のがん微小環境を高いレベルで再現できること、免疫不全マウスの体内で腫瘍を再形成すること、抗がん剤および放射線に対する感受性試験への応用が可能であることを明らかにしました。 また、ヒト、がんモデルマウス、犬由来の様々な組織(肺、大腸、前立腺、膀胱、海馬、肝臓)からオルガノイドを作製し、病態解析を行うことで新たながんを含めた様々な病態メカニズム解明や診断マーカーの開発を目指しています。