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- 国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
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戸田 浩人
トダ ヒロト
TODA Hiroto
農学研究院 自然環境保全学部門, 教授
メールアドレス
todah[at]cc.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
研究分野
- A189 ライフサイエンス, A40010 森林科学
研究キーワード
- 森林土壌学、森林生態学、森林立地学、造林学、物質循環
研究テーマ
- 森林生態系における有機物の分解・無機化
- 森林生態系の養分循環
- 環境変化と流域の水循環・物質循環応答に関する広域研究
教育・研究活動状況
- 森林における物質循環機構の解明から森林生態系の維持管理を考える
森林生態系の中で多くの物質は、循環することによって保たれるという実にうまい仕組みを持っています。森林生態系における物質循環を明らかにすることは、林業、林地開発、地球環境の変化など人間の活動によってもたらされる、森林への影響がどんなところに及ぶのかを知り、森林をどのように維持管理すればよいかを考える上で大切な基本となります。森林生態系を循環している物質の中で炭素と窒素などの養分は、樹木などの植物や土壌微生物などの動物にとって、体を構成する材料であり、生体を維持するエネルギーであり、とっても重要な物質です。これまでに、世界の様々な森林で物質循環を研究され、おおよそのことは分かってきました。しかし、最も肝心な森林土壌の中で、これらの物質がどんな動きをしているか詳細は分かっていません。それは、森林土壌の中では植物や動物が簡単に利用できる養分が少なくて、植物と動物で養分の獲得競争が起こっていて、とても複雑な動きをするためです。このような、森林生態系と土壌の物質循環を様々な新しい方法で調べ、明らかにしていくことは、とても重要なテーマです。