金勝一樹教授らの研究成果が「2019年農業技術10大ニュース」に選ばれました

2019年12月26日

 農学研究院生物生産科学部門の金勝一樹教授が、富山県、株式会社サタケ、秋田県立大学及び信州大学との共同研究で開発した水稲の種もみの温湯消毒技術が、「2019年農業技術10大ニュース」のTOPIC1に選ばれました。
 水稲の種もみを温湯により消毒する方法は、化学農薬を使用しないクリーンな技術である一方、種子の高温耐性が弱い一部の品種には適用できないという課題があります。
 金勝教授らは、種もみの水分含量をあらかじめ10%未満まで乾燥させることで、高温耐性が強化されることを発見しました。これにより、通常より5℃も高い厳しい条件で温湯消毒することで、発芽能力を維持したまま、ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病に対して化学合成農薬と同等以上の効果を発揮する種子消毒技術を開発しました。本技術では、既存の乾燥機を活用することで、低い導入コストで減農薬栽培を実現でき、さらに薬剤が効かなくなった耐性菌の発生を抑制する効果も認められており、環境にやさしいクリーンな農業の推進への貢献が期待されます。

農業技術10大ニュース:この1年間に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など29社加盟)の加盟会員による投票を得て選定されるもの。

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