アメリカンミニチュアホースの仔馬が4年ぶりに誕生!

2024年6月28日

 2024年6月1日(土) 午前6時58分、東京農工大学ミニホースの会で飼育しているアメリカンミニチュアホース「アップルパイ号」に雄の仔馬が誕生しました。仔馬は、6月12日時点で体重11.0kgあり、現在は母子ともに健康な状態です。

 本学でのミニチュアホースの出産は、今回で6回目です。また、アップルパイ号の出産は、2020年のグランドシードル号の出産以来4年ぶりとなります。田谷一善名誉教授や本学獣医学科OBの石丸睦樹氏(日本中央競馬会国際部長)のご指導のもと、ミニホースの会の部員が万全の準備を行い、無事にアップルパイ号の出産を成功させることができました。
 出産当日、午前6時50分ごろに、アップルパイ号の分娩が始まっていることに部員が気づき、先生方の力を借りながら、部員たちで出産の対応を行いました。
 アップルパイ号の妊娠期間は、馬の平均妊娠期間の340日よりも短かい315日間でした。そのため仔馬が小さく、直ぐに起立して初乳を飲むことが出来ず、部員が母馬の乳房から初乳を搾乳し哺乳瓶で飲ませる等、緊張した場面がありましたが、現在まで元気に育っています。
 生まれた仔馬の名前は、「アップルフィズ号」に決定しました。アップルフィズは、炭酸水で割るカクテルの名前に由来します。これまで、本学で生まれた雄の仔馬は、カルヴァドス号、グランドシードル号とリンゴのお酒の名前をつける伝統にのっとって名付けました。

【お願い】
 馬の飼育エリアは一般の方は立ち入り禁止となっているため、無許可で立ち入ることはご遠慮ください。
 仔馬の成長記録は、東京農工大学ミニホースの会の公式X公式Instagram公式ブログなどで随時アップロードいたしますので、ご覧ください。

アップルフィズ号
アップルフィズ号(手前)とアップルパイ号
アップルフィズ号の体高は45㎝程度(6月19日時点)



☆アメリカンミニチュアホースとは

 愛玩用及び馬車用として、馬の体型を維持したまま小柄に改良された馬で、見た目では大型のサラブレッド種やアラブ種と変わりません。米国では愛好者も多く、競技会や品評会が例年開催されています。運動能力に優れ、馬車を曳いたり、障碍を飛んだりすることが得意です。


☆親馬略歴

◎父馬:しろすけ号
 2020年10月20日生まれ、月毛のミニチュアホース。体高が97㎝、体重が110kgとアメリカンミニチュアホースの中でも小柄です。
 佐島牧場様(埼玉県日高市)からお借りし、本学で2022年、2023年の夏に交配を行い、2023年の夏にアップルパイ号が妊娠しました。現在、しろすけ号も本学にて元気に暮らしています。


◎母馬:アップルパイ号
 2008年8月13日生まれ、鹿毛のミニチュアホース。
 本学にて、牡馬「アップルサイダー号」と牝馬「シナモン号」との間に産まれた第一子です。芸達者な点や愛嬌のある仕草で、部員全員から愛されている牝馬です。
 現在、アップルパイ号は本学におり、仔馬と同じ馬房で暮らしています。

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