2026年度 FLOuRISH「学際融合合宿」を開催
2026年9月9日
未来価値創造研究教育特区(FLOuRISH)では、SPRING事業およびBOOST事業の一環として、「学際融合合宿」を8月29日(土)から30日(日)の2日間にわたり、多摩市のLINK FORESTで開催されました。本合宿には、博士後期課程学生60名、本学博士課程修了生である外部メンター14名、教職員6名の総勢80名が参加しました。
本合宿は、本学博士課程修了生である学外の若手研究者や専門家によるメンタリングを通じて、異なる視点から自身の研究を見つめ直し、研究力を高めるとともに、異分野の学生同士が交流することで「知の越境」を促し、多角的な思考力を育むことを目的としています。
今年度は「物理・機械」、「情報科学」、「科学・材料科学」、「細胞生理学」、「獣医学・医学・薬学」、「総物科学・植物科学」、「環境・生態」の7グループに分かれ、各分野7名~11名の学生に対し2名のメンターが指導を担当しました。グループディスカッションに先立ち、メンターによる研究紹介や博士号取得後のキャリアパスの共有が行われ、アカデミアや産業界における多様な進路が示されました。学生にとっては、自身の専門性が社会の中でどのように生かされるかを考える貴重な機会となりました。メンタリングでは「非専門家にも伝わる論理構成」や「質疑応答の精度向上」といった目標により、研究内容そのものに加え、論理的な発信力やコミュニケーションを磨く機会となりました。
情報交換会では、アカデミア、企業、省庁などで活躍する卒業生メンターと学生が分野を超えて交流しました。こうしたインフォーマルな対話を通して、学生は自身の研究や将来のキャリアをより広い視点から捉える機会を得るとともに、精神的なレジリエンスや博士課程修了後を見据えたモチベーションを高めました。
参加した学生からは、「異分野の視点から研究を見直すことで新たな着想が得られた」「専門外の人に研究を伝える難しさと重要性を実感した」「企業所属のメンターから新しい視点のアドバイスを受けることができた。」「周囲の熱量に刺激を受け、やる気が上がった」などの声が寄せられ、研究力の向上だけでなく研究者としての視野の拡大や自己成長につながる機会となったことがうかがえました。
FLOuRISHは今後も、尖端研究力を基盤に世界に貢献する理系イノベーション人材の育成を目指し、博士課程学生の挑戦を全力で支援してまいります。