次世代の「炭素耕作イネ」で拓く循環型社会と国内外の地域を繋ぐ先駆的農業プロジェクト ―稲作の未来図を共有する田植えイベント開催―
2026年6月8日
5月30日(土)、東京農工大学農学部附属FSセンターFM府中本町の水田農場にて、文部科学省が推進するJ-PEAKS事業 注1)およびCOI-NEXT事業 注2)の一環として実施している研究プロジェクトの成果紹介を兼ねた田植え体験イベントを開催しました。
当日は天候にも恵まれ、絶好の田植え日和のもと、本学教職員、各事業の関係者等約80名が参加し、伝統的な手植えを体験しました。また、米国ハワイ州で約60年ぶりとなる稲作の成功事例や、イネに関する炭素耕作 注3)技術など、本学が開発に取り組む先端的農業技術の紹介とともに、アイガモロボ(水田を自律走行して泥を巻き上げ、雑草の繁殖を抑える自動抑制ロボット)の実演が行われました。
今後も、COI-NEXT及びJ-PEAKS、各々の事業目標達成を目指すとともに、環境と調和する稲作の研究成果を発信していきます。
注1)J-PEAKS(地域中核・特色ある研究大学強化促進事業)
大学の特色を生かし、地域経済の活性化やグローバルな課題解決に貢献する研究力強化を支援する文部科学省のプロジェクト。
注2)COI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)
大学等が中心となり、企業や自治体等の多様なステークホルダーと連携し、地球規模の課題や地域社会の課題解決を目指す「バックキャスト(未来から逆算した目標設定)」による研究開発を支援する文部科学省と科学技術振興機構のプログラム。
注3)炭素耕作
バイオ技術により炭素(CO2)を固定し、材料、エネルギーを生産・価値化・循環再利用化すること。本学のCOI-NEXT拠点では、バイオマスの固定量を大きく増大させた「炭素耕作イネ」と炭素蓄積量を増大させる栽培法の開発により、ネガティブエミッション農業の実現を目指している。