公開講座「ノーベル賞の化学反応を用いて光る分子を作ろう(鈴木-宮浦クロスカップリング反応)」を開催

2025年11月4日

 8月7日(木)、小金井キャンパス4号館の応用化学科学生実験室にて、中学生を対象とした公開講座「ノーベル賞の化学反応を用いて光る分子を作ろう(鈴木-宮浦クロスカップリング反応)」を開催しました。今回は中学生9名が参加し、有機化学の魅力に触れる貴重な体験をしました。
 講座では、本学技術部技術職員のノーベル賞受賞者の紹介から始まり、蛍光の基本的な仕組みやクロスカップリング反応のメカニズムについてわかりやすく解説しました。その後、パラジウム錯体を用いて2種類の物質を合成し、紫外線を照射することで発光する様子(蛍光)を観察しました。また、身近な蛍光物質や大学の研究室で扱われている蛍光物質に紫外線を当てて観察し、実際の研究とのつながりを感じてもらいました。
 安全面にも十分配慮し、ゴーグルや手袋などの保護具を着用して実験を行い、事故なく無事に終了しました。
 今回の講座を通じて、参加者は有機化学実験の入門的な体験をするとともに、先端研究への興味を深めることができました。

蛍光について説明中
実験の様子
合成した蛍光材料(紫外線照射下)
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