連合農学研究科生物生産科学専攻2年の川上哲也さんが第42回日本植物バイオテクノロジー学会大会「学生優秀発表賞」を受賞
2025年10月29日
連合農学研究科生物生産科学専攻2年の川上哲也さんが、2025年9月7日に第42回日本植物バイオテクノロジー学会大会「学生優秀発表賞」を受賞しました。
■受賞名
「学生優秀発表賞」
■受賞者
川上 哲也(かわかみ てつや)さん
連合農学研究科・生物生産科学専攻2年
桜美林高等学校卒業
指導教員:農学研究院 生物制御科学部門 川出 洋 教授
■受賞概要
●テーマ:「高等植物とは異なる起源を持つ蘚類由来イソプレン合成酵素の分子進化の解明」
●内 容:イソプレンは、多くの陸上植物で生産が確認されている生物由来揮発性有機化合物(BVOC)です。本化合物は大気汚染の一因となることが知られていますが、多くの植物がなぜイソプレンを生産するのか、その生理的意義は未だ明らかにされていません。本研究では、コケ植物由来のイソプレン合成酵素を用いた生化学的解析により、陸上植物においてイソプレン生産能が収斂的に獲得されたことを示しました。今後は、コケ植物をモデルとして、植物がイソプレンを生産する生理的意義のさらなる解明が期待されます。
●受賞日:2025年9月7日
●参加学会等:第42回 日本植物バイオテクノロジー学会大会
https://www.jspb.jp/wp-content/uploads/2025/10/jspb2025_9.pdf(受賞ページ:会報P-8)
https://forum.nacos.com/jspb/42/ (大会ページ)