新潟大学とのJ-PEAKS共同シンポジウム「『日本のコメ』は世界の『勝ち筋』になれるか」を開催
2026年7月30日
7月10日(金)、本学農学部本館において、「『日本のコメ』は世界の『勝ち筋』になれるか」と題した共同シンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、J-PEAKS事業採択大学である東京農工大学と新潟大学の連携により実施したものです。
シンポジウムに先立ち、両大学の執行部による意見交換会も開催され、今後の大学間連携の方向性や研究マネジメント人材の制度設計、研究時間の確保方策などについて活発な議論が行われました。
J-PEAKS事業を通じた両大学の連携をさらに深化させるための取組について、相互に理解を深める機会となりました。
本シンポジウムは、文部科学省および日本学術振興会が推進する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の一環として実施されました。本事業は、地域の中核大学や特定分野に強みを持つ研究大学が連携し、国際的な研究展開や社会実装の加速を通じて、我が国全体の研究力を向上させることを目的としています。本学は令和5年度に、新潟大学は令和6年度に採択されています。
当日は、中村暢文学長による開会挨拶に続き、新潟大学の染矢俊幸学長からのビデオメッセージが寄せられ、シンポジウムが幕を開けました。
前半の講演では、本学の安達俊輔教授、田中一生客員教授、新潟大学の山崎将紀教授、藤巻義博特任教授、宮本託志准教授の5名が登壇し、それぞれの専門的な立場からコメ産業の現状や展望について講演を行いました。限られた時間ではありましたが、会場からは多くの質問や意見が寄せられ、関心の高さがうかがえる活発な意見交換がなされました。
後半は、J-PEAKS事業リエゾンである本学の山中晃徳副学長をファシリテーターとして、講演者5名に加え、現役で農業に従事する4名の生産者(株式会社福田農場F4:福田稔代表、いなか暮らしラボ古今集:福井朝登代表、針江のんきぃふぁーむ:石津大輔氏、株式会社MOON Lagoon:髙木貴哉代表)を迎えたパネルディスカッションを実施しました。日本の農業が直面する課題や今後の展望、大学に期待される役割などをテーマに議論が交わされ、現場の実践知とアカデミアの知見が交差することで、多角的かつ建設的な意見交換の場となりました。
最後に、本学の大川泰一郎理事(グローバル戦略・内部統制担当)による閉会の挨拶があり、本学と新潟大学のさらなる連携強化への期待を共有しながら、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。
シンポジウム終了後には、西東京国際イノベーション共創拠点「邂逅館」にて情報交換会が開催され、参加者同士が交流を深める有意義な機会となりました。
本シンポジウムを通じて、日本のコメ産業が持つ可能性と課題を改めて共有するとともに、その発展に向けて大学が果たすべき役割を改めて認識する機会となりました。
初回となる今回は東京農工大学を会場として開催しましたが、今後も両大学の連携をさらに深め、次回の新潟大学での開催をはじめとする継続的な取組へと発展させてまいります。