遠藤 章 特別栄誉教授が「2017カナダガードナー国際賞」を受賞

2017年3月30日

ガードナー財団は、3月28日(火)、Canada Gairdner International Award 2017(2017年ガードナー国際賞)を本学遠藤章特別栄誉教授に授与すると発表しました。ガードナー国際賞は生命科学・医学分野の賞として、最も著名な賞の一つとして知られ、受賞者の多くがノーベル賞を受賞しています。遠藤章特別栄誉教授は、青カビから血中コレステロール値を下げる薬の開発につながった物質「スタチン」を発見した功績が認められ、同賞を受賞しました。3月30日(木)には、本学小金井キャンパス先端産学連携研究推進センターにて記者会見を行いました。
なお、授賞式は2017年10月にカナダ・トロントで行われる予定です。


記者会見の様子


遠藤章特別栄誉教授のコメント

受賞の連絡をいただいたときは、とても驚きました。このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。
私の若いころ、1960年代70年代の研究環境は、とてものんびりしたものでした。自分の好きな研究を自分の好きなペースででき、非常に熱心に研究することができました。そういった環境が、スタチンの開発につながったのだと考えています。
今の若い人たちには、ぜひ大きな夢と目標を持って、それに向かって努力してほしいと思います。夢はタダですから。大きい夢を軌道修正して小さくすることは可能です。でもはじめから小さい夢だったら小さくしようがありません。ですから、なるべく大きい夢を持ってほしいと思います。それから、外国での生活を1年か2年、半年でもいいですから、経験してほしいです。日本を外から客観的に見ると、どこが日本で足らないか、どこが行き過ぎなのかがよく見えてきます。そういう国際人にならないといけない時代になっているように感じます。そして、一人でも多くの科学者に育ってほしいと思います。

遠藤章特別栄誉教授略歴


昭和8 年11 月14 日生。㈱バイオファーム研究所代表取締役所長、農学博士。昭和32 年東北大学卒業後、三共㈱入社。昭和54 年東京農工大学助教授、昭和61 年教授、平成9 年3 月退官、同年東京農工大学名誉教授、平成20 年9 月東京農工大学特別栄誉教授。
平成23 年5 月米国科学アカデミー・外国人会員、平成24 年5 月全米発明家殿堂入り。
農芸化学賞、ハインリヒ・ウィーランド賞(西ドイツ)、ウォーレン・アルパート賞(ハーバード大学医学部)、 日本国際賞(平成18 年4 月)、マスリー賞(平成18 年11 月)、ラスカー臨床医学研究賞(平成20 年9 月)、国際動脈硬化学会賞(平成21 年6 月)、文化功労者(平成23 年11 月)、瑞宝重光章(平成24 年11 月)、マヒドン王子賞(タイ)(平成27 年1 月)など受賞多数。
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ガードナー国際賞(Gairdner International Award)について


ガードナー国際賞は、カナダのガードナー財団より、医学にたいして顕著な発見や貢献を行った者に与えられる学術賞です。毎年、3名から6名に与えられ、受賞者には、10万カナダドルが贈られます。1959年から開始され、医学に関する賞として、最も著名な賞の一つとして知られています。

ガードナー財団: 実業家、篤志家など様々な分野で活躍したJ. A. ガードナー氏が50万ドルを寄付して1957年にカナダ・トロントに設立。自身も関節炎などに悩まされたことから医学分野での顕著な業績をもたらした研究者を称える賞を設置。
詳細は、ガードナー財団ウェブサイトをご覧ください。(別ウィンドウで開きます)

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