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- 国立大学法人 東京農工大学先端産学連携研究推進センター
E-mail:urac[at]ml.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
佐々木 信光
ササキ ノブミツ
SASAKI Nobumitsu
農学研究院 応用生命化学部門, 准教授
メールアドレス
chaki[at]cc.tuat.ac.jp([at]を@に変換してください)
ホームページ
https://chaki4.wixsite.com/tuat-sasakinobumitsu
研究分野
- A389 環境・農学, A39040 植物保護科学
- A189 ライフサイエンス, A43010 分子生物学
- A189 ライフサイエンス, A44030 植物分子、生理科学
研究キーワード
- ウイルス感染に対する植物の耐病性分子機構の研究
- 新規の植物ウイルス感染阻害因子の同定および機能解析
- 植物ウイルス感染の分子機構の研究
研究テーマ
- マコモタケ形成の分子メカニズムの解明
- トバモウイルスの移行タンパク質と相互作用する宿主遺伝子産物の同定および機能解析
- タバコのウイルス抵抗性遺伝子Nの過敏感応答誘導機構の解析
教育・研究活動状況
- 植物-植物ウイルス間の相互作用
植物ウイルスは農作物に病気を引き起こす病原体であり、ウイルスによる病害を効率良く防除することは農作物の安定した供給を行う上で重要な戦略のひとつです。ウイルスの防除に関しては、植物自身がもつ内在性遺伝子を活用した耐病性農作物の作出が有効な手段です。そこで、ウイルス感染に関与する植物因子を同定し、それらの機能や遺伝子発現制御機構を分子レベルで明らかにして、応用に活かす研究の重要性が高まっています。 植物は、ウイルスの侵入に対して様々な抵抗反応を起こし、ウイルスの感染拡大を阻止する機構を備えています。一方で、ウイルスは、植物からの防御反応を回避しつつ、植物の遺伝子産物(ウイルス増殖関連因子)を利用して、ウイルス自身の感染を一細胞から植物全体へと拡大させています。われわれは、分子生物学的、細胞学的、生化学的手法を用いて、植物-ウイルス間の相互作用について、ウイルス抵抗性機構およびウイルス増殖機構の両側面から研究しています。 研究の対象として、(1)タバコの抵抗性遺伝子NおよびN類似遺伝子を用いた抵抗性遺伝子の発現制御機構および抵抗反応における非病原性因子(エリシター)の認識・信号伝達機構の解明(2)トバモウイルスの移行タンパク質(ウイルスの細胞間移行に必須のウイルスタンパク質)と相互作用する宿主遺伝子産物の同定および機能解析(3)ウイルスの増殖関連宿主因子を利用した抵抗性植物の開発といったテーマを中心に、基礎研究・応用研究を進めています。
共同研究希望テーマ
- マコモタケの効率的な栽培法の開発
- ウイルス耐性植物の開発
ウイルス(TMVやCMV等)の移行を阻害する植物因子を利用して、ウイルス感染耐性の野菜・花卉植物の開発を目指す。