化学システム工学科の教育プログラム

本プログラムは、通常の化学系の教育に含まれる数学、物理等の基礎知識や有機化学、無機化学、物理化学、分析化学等の基礎知識の習得に留まらず、熱力学、化学工学量論、移動現象論、反応工学、分離工学、プロセスシステム工学といった専門性の高い学問を基礎とし、これに化学プロセス、地球規模の環境バイオ、エネルギー、新素材、触媒開発などの分野を専門分野とし、英語力およびコンピューター支援技術の活用を通して国際的視野で活躍できるエンジニアの養成を行うことを目的とする。
　

　上記の目的を達成するための学習・教育目標は次の（Ａ）から（Ｄ）

　　　　対象：コア・カリキュラムを習得し、学科を卒業した者

A	技術者倫理と課題の自覚　技術者として社会に対する責任を自覚し、経済性、安定性、社会及び環境への影響等を多面的に考慮しながら、対象の本質を理解し、解決すべき工学的課題を自覚し、創造的に解決できる能力を育成する。
B	Chem.Eng.能力と研究活動　分子レベルの認識から、マクロな流体等連続体の挙動、熱・物性移動、分離を伴う反応装置・触媒などの開発・設計、より大きな物質・エネルギー変換システムとしての「プロセス」の開発・設計・運転までを見渡して、ケミカルエンジニアとしての各種技術・教育研究活動を推進していく能力を育成する。
C	論理的思考と国際対応　　　　　　原理・原則に基づいた論理的思考と経験的直観力をもとに現象を把握しモデル化して設計に至るまでの自らの考えを論理的に記述し、わかりやすく表現し、国際的な社会に対して伝達する能力を育成する。
D	使命志向型問題解決能力　　　　　　使命志向のの立場から知識・技術を身につけ、持続的な問題解決・研究開発能力を育成する。