遺伝子を改変したES細胞やマウスを用いる研究では、目的に合ったES細胞やマウスを自ら創ることに大きな比重がかかっています。原理的に作製可能であっても、遺伝子によってできるとは限りません。何よりも、材料となる細胞のデリケートさに悩まされます。これを克服するには、細胞の状態に注意しつつ繰り返しトライすることです。このトライアンドエラーを繰り返すバイオリソース研究を支援するために、高度教育プログラム「細胞医薬開発のためのトライアンドエラー教育プログラム」を実施します(H23.4開始予定で、具体的内容は近日公開)。ES細胞の培養、ES細胞の遺伝子改変実験、ES細胞の分化誘導実験、遺伝子改変マウスの作製、マウスを用いた細胞医薬試験、などから構成されています。