東京農工大学・梅澤泰史(遺伝子細胞工学)・植物の環境応答の研究(キーワード:乾燥ストレス、塩ストレス、耐塩性、アブシシン酸、ABA、シグナル伝達、リン酸化、プロテオーム、リン酸化プロテオーム、システム生物学)

研究室について

砂漠化や温暖化などの地球環境問題は、現代の科学技術が取り組むべき重要なテーマの一つです。私たちの研究室では、植物科学研究の立場からこれらの問題にアプローチしています。研究のキーワードは植物の「環境応答」です。植物が乾燥や塩などの環境ストレスに応答するメカニズムを分子レベルで明らかにするとともに、その知見を利用して干ばつや塩害等に強い作物の分子育種を目指します。特に細胞内で環境刺激がどのように認識され、情報が伝えられるかという「シグナル伝達系」に着目し、植物ホルモンのアブシジン酸を中心に、タンパク質の翻訳後修飾(リン酸化など)によるシグナル制御機構を研究しています。研究手法としては、植物生理学や分子生物学・生化学を中心に、システム生物学的手法も取り入れています。


最新情報&更新情報

2022.4.1 研究室メンバーのページを更新しました。

2022.3.25 令和3年度卒業式および学位授与式が執り行われました。神山佳明くんが成績優秀者として表彰されました。

2021.11.18 【受賞】科研費学術変革領域研究A「不均一環境と植物」の第一回若手の会において、神山佳明くんがベストプレゼンテーション賞に選出されました。

2021.10.1 【研究費】科研費学術変革領域研究A「不均一環境と植物」に公募研究が採択されました。

2021.7.21 【研究成果】神山佳明くん(D3)の論文がPNAS誌に掲載されました。植物がストレス応答と生長制御を切り換える仕組みの一端を解明した内容で、名古屋大学、埼玉大学、宇都宮大学、理化学研究所、ミズーリ大学、オレゴン州立大学との共同研究の成果です。農工大からプレスリリースも出ました。

2021.7.15 【研究成果】植物の生長制御とストレス応答に関する総説がPlants誌に掲載されました。

2021.6.4 プロテオーム解析用質量分析計Thermo Orbitrap Exploris 480が納入されました。


研究室分属・大学院・研究員について

当研究室では、研究に参加していただけるメンバーを随時募集しています。

※ 研究室分属を検討している生物生産学科の皆さんへ
 研究室は小金井キャンパスにあります。いつでも見学可能ですので、希望する方は下記まで
 ご連絡ください。皆さんの来室をお待ちしています。

※ 大学院について
 博士前期および後期課程の受験者を歓迎します。入試は例年8月下旬に実施されますが、受験を希望される方は5月ごろまでに研究計画について相談してください。その他お気軽にお問い合わせください。

※ 研究員について
 日本学術振興会の特別研究員等を随時受け入れます。
 希望する方は例年5月頃が締切りになるので、早めにご連絡ください。
日本学術振興会 特別研究員
日本学術振興会 特別研究員- RPD(出産・育児による研究中断者への復帰支援フェローシップ)

〒184-8588
東京都小金井市中町2-24-16
東京農工大学大学院生物システム応用科学府
梅澤 泰史

TEL/FAX042-388-7364
e-mail:taishi(at)cc.tuat.ac.jp[(at)をアットマークに代えてください]