1995年,本学大学院生物システム応用科学府(Graduate School of Bio-Applications and Systems Engineering; BASE)の設立に伴い,
当時,本学農学部の生物制御化学研究室(旧農薬化学研究室)から移籍された安藤哲先生が生態情報化学研究室(安藤研究室)を開設されました.

安藤先生は,蛾類の性フェロモンについて,新規化合物の探索から生産機構まで,精力的にご研究に取り組まれ,2015年3月31日に定年退職されました.
定年退職後,JICAのチーフアドバイザーとしてカントー大学(ベトナム)に赴任され,2018年8月に帰国されました.

2015年7月1日,鈴木が本学テニュアトラック推進機構の特任准教授としてBASEに着任し,当研究室を引き継ぎました.
研究室立ち上げの際は,安藤先生および安藤研OBの山本雅信さんに,大変心強いサポートをしていただきました.

現在,当研究室では,分子生物学と環境調節工学を組み合わせた農工融合型のアプローチによって応用昆虫学における研究課題に取り組んでおります.
室員構成は以下の通りです:
第0期(2015年7月~2016年3月):教員1(計1名)
第1期(2016年4月~2017年3月):教員1,研究員1,大学院生3,学部生2(計7名)
第2期(2017年4月~2018年3月):教員1,研究員2,大学院生6,学部生3(計12名)
第3期(2018年4月~2019年3月):教員1,研究員2,大学院生7,学部生3(計13名)
第4期(2019年4月~2020年3月):教員1,研究員2,大学院生7,学部生3,研究生2(計15名)
第5期(2020年4月~2021年3月):教員1,研究員2,大学院生11,学部生3,高校生1,外部研究生1(計19名)
第6期(2021年4月~2022年3月):教員1,研究員2,事務補佐員1,大学院生11,学部生3,外部研究生2(計20名)
第7期(2022年4月~2023年3月):教員1,研究員2,事務補佐員1,大学院生14,学部生4,高校生1,外部研究生2(計25名)
第8期(2023年4月~2024年3月):教員1,研究員3,事務補佐員1,大学院生13,学部生3,外部研究生2(計23名)

安藤先生がご専門とされてきた化学生態学・生物有機化学とはアプローチが異なりますが,これまで安藤研究室で培われてきた研究哲学,
特に「害虫固有の生理作用を標的として理想的な防除法を追究する姿勢」を継承し,安全・安心な農作物生産への貢献をゴールとしています.

当研究室およびこのウェブサイトが,安藤先生および安藤研OB・OGの皆様の交流の場としても機能できれば幸いです.


Ando Lab News

20210308【受賞】安藤先生が日本農薬学会名誉会員に推挙されました.

20191111【講演】安藤研OBの藤井さんが鳥取大学の第20回昆虫学公開セミナーで講演されました

20180824【ラボ】安藤先生おかえりなさい会が新宿で開催されました.

20180821【受賞】安藤先生がISCE (International Society of Chemical Ecology) のSilver Medal Awardを受賞されました

20180110【ラボ】安藤先生が一時帰国&生物制御科学専攻の新年会に参加されました.

20171019【ラボ】安藤先生が一時帰国&来室されました(笹屋くんの研究内容についてディスカッション).

20170823【学会】ISCE2017(京都)に安藤先生,OGの小澤さん,OBの山本さんと藤井さんが参加されました.

20170522【ラボ】安藤先生が一時帰国&来室されました.ベトナムのカシューナッツをいただきました.

20160901【ラボ】安藤研OBの山本さんが農工大特別研究員に採用されました.

20160406【ラボ】安藤先生が一時帰国&来室されました.ベトナムのコーヒーをいただきました.

20160323【受賞】安藤先生が日本農学賞および第53回読売農学賞を受賞されました.

20160101【記事】安藤先生の定年退職祝賀会について,安藤研OBの渡邉さんの記事が農工通信(No. 90)に掲載されました.