研究協力

Tribology & MEMS Laboratory

 

摩擦問題の解決に向けた共同研究の提案

東京農工大学大学院教授 安藤泰久

トライボロジーに関する豊富な知見をベースとした問題解決型の共同研究、受託研究、学術指導に対応します。自動車、生産機械、OA機器、家電製品、医療機器など様々な機構や部品の摩擦や摩耗に起因する問題の解決、性能向上についてのご相談をお受けし、課題解決のお手伝いを致します。特に、軽荷重、微小荷重下でしゅう動する機構を得意としていますが、トライボロジーに関する問題について、幅広く対応することができます。

共同研究に進展するか否かに関わらず、相談内容は秘密に致します。ただし、当研究室の学生の研究テーマとして研究を実施する場合には、(公表のタイミングは相談の上)学会発表等を行うことを前提と致します。

 研究協力の形態については、産学官連携のページで紹介されている方式に加え、社会人ドクターの受け入れも積極的に行っております。

共同研究等の実績

2011年以降

OA機器メーカーの製品で、摩耗や摩擦を低減させ、製品寿命を2倍以上に延伸させることを目標に学術指導を行いました。

装置メーカーとの共同研究では、微小接触面における接触抵抗について、AFMを用いた測定を行っています。


2010年以前(産総研での活動)

自動車部品の信頼性

自動車部品の軽量化、小型化を進めるために、トライボロジーの問題を解決することが目的です。荷重や速度、温度、雰囲気を模擬するだけでなく、特殊な条件で使用されるため、それに合わせた摩擦試験、ナノスケールでの摩擦表面評価を行いました。この研究のために、既存の摩擦試験装置と評価装置を改造し、複数のポスドクやテクニカルスタッフを雇用しました。


汎用ポンプや自動車の駆動系(2件)

摩耗低減やトライボロジー特性の改善が目的です。これらの研究テーマについては、安藤が異動することが決まったために、共同研究の方向性を定めたところで、産総研の職員に引き継ぎを行い、その後、産総研とメーカーとの間で、共同研究契約が結ばれました。


自動車用部品のラボ試験

特定の部品の性能をラボ試験で確認できるか、メーカからの依頼に基づき、既存の汎用摩擦試験装置を用いることを提案し、フィージビリティを検討しました。


半導体関連製造装置の信頼性向上

真空中で摩擦される部品の摩耗特性を検討しました。このテーマでは、仕様に合わせて既存の真空摩擦試験装置を大幅に改造しました。同装置を用いて、メーカから派遣された研究者が摩耗試験を行い、新しい材料の耐久性を評価し、装置に利用できることが確認できました。


その他

短期間の評価で完了した共同研究や受託研究、あるいは技術指導などを含め、多数の研究協力の実績があります。

※ 製品を具体的に記述すると、(特に同業者には)メーカ名が特定される可能性があるため、念のためにわかりにくく曖昧に記述しています。

お問い合わせ先・お問い合わせ方法

 共同研究、学術指導等を前提とした技術相談、社会人ドクターに関するお問い合わせは、 安藤 までメールでお願いします。