インド洋に浮かぶ小さな島国モルジブ。そこは魚影の多さで有名なダイビングの絶好ポイントである。3月初旬、農工大スキューバダイビングサークル「くまのみ」の面々はその憧れの地に降り立った。そこで彼らの足跡を追いつつ、私たちもモルジブの青い海へと出かけてみよう。
 飛行機が現地についたのは21時。日本とは4時間の時差がある。彼らの頭上に南半球でしか見えない南十字星が光っていた。4泊5日の夢のような日々を暗示するかのように夜の海は空の星を写しこんで輝いていた。
 2日目。午前中に現地の国のダイビングルールの講習を受け、午後からいよいよダイビング開始。青く美しい海へ飛び込んだ。ダイビングの魅力はなんなのだろう?美しい魚やサンゴとの出会い。しかしそれだけではなく、潜ること自体が魅力であると彼らは言う。360度青に囲まれる。上も下もない。天国にいるような、宇宙に浮いているような、そんな開放感がダイバーを魅了する。
 3日目と4日目は終日ダイビングを楽しんだ。この日は早朝から海へ出かける。「くまのみ」の面々は大学から始めた初心者ばかりだ。セルフダイブ(ガイドなしで潜ること)はこの日が初めてと言うメンバーも多かった。「潜る前はちょっと不安だったんですよ」と言う彼らだが、その写真からはそんな不安は少しも感じられない。「潜ったらあんまりきれいで不安なんて忘れちゃいました」と笑った。
 モルジブでさまざまな幸運な出会いがあった。
 ふと、頭の上をたくさんの影が横切った。見上げるとトビエイの群れであった。太陽の光を背に受けて、黒い影のようなトビエイがゆっくりとゆっくりとまるで飛ぶかのように頭の上を通り過ぎていった。
 後に、一緒にめぐっていた外国人夫婦は、船の上で、興奮覚めやらぬ様子で「Fantastic!!」と熱弁を振るった。一方で逆に彼らの感動はうまく言葉にならなかった。ただ、素晴らしかったのだ。
 セルフダイブを楽しんで海底のほうへ潜っていくと、急に目の前が開け、そこにコーラルガーデン(日本名;サンゴの庭)が広がっていることに気が付いた。色とりどりのサンゴが視界いっぱいに広がる様子は花畑という言葉がぴったりだった。その光景はいつまでも彼らの心をとらえて離さない。
 5日目。帰国の日。飛行機に乗る日は急激な気圧の変化を避けるため、潜ることは禁止だ。この日はそれぞれが思い思いに浜や部屋で過ごした。
 
 モルジブは空も海も青かった。そして限りなく透明であった。そこを、赤・青・黄色・緑さまざまな魚が舞う。モルジブの魚は警戒心が薄い。ダイバー達は歓迎され、ともに舞うことを許された。

取材に応じて頂いた「くまのみ」のみなさん
▲ページ中の写真はクリックすると大きな写真がみれます▲ 文責:905
ページ:KURA
写真:くまのみ




小金井蛙新聞社について - Web Frog News について

Web Frog News Top Page

お問い合わせは gama@cc.tuat.ac.jp まで.

Copyright c 2000-2002 The Koganei Web Frogs. All Rights Reserved.