■この男女格差を見よ!!
表1は平成9〜11年度の各学科1年次の男女比(女子1人に対する男子の人数)である.
大方の予想通り各年度とも機シスがダントツのトップ.
平成9年度は女性:男性=1:18,10年度は1:15,11年度は1:17である.
機シスは各学年による男女比の差も激しく,平成9年度の4年次においては1:59という不毛な時代もあった・・・.
しかし,機シスの独壇場かと思われたが,今年で3年目を迎える電気電子も女性:男性=1:13と健闘(?)している.
今後の動向(?)に注目したい.次いで情コミ,物シス,応化,生命工となる.
ここ3年間の数値を見ても応化,生命工の男女比は平均して低い.これは女性人気の高さを示している.
大学に出会いを求めるならば,この2学科がお勧めである(この学科に入学せずとも出会いはあるが・・・).
■かわらない生活は続くのである
新入生にとっては気になる進学率.我が工学部は進学率では,恐ろしいほどの数値をマークする.
その値,実に62.4%!!(参考URL:http://www.tuat.ac.jp/Gaiyou/employjp.html 平成10年度値参照) 周りを見渡せば大学院進学と言った感じか?しかし,ここにも男女の違いがあり,進学率は男子の方が圧倒的に大きい.
男子65.5%,女子49.6%が進学する.この数値の意味するところは???
読者の中には「大学院に行ったら,今より不毛な世界(何が?)が待っているのか?」と心配する人もいるのでは?
表2を御覧頂きたい.平成9〜11年度の博士前期課程各専攻の1年次の男女比である.
これを見る限り,さほど変化は見られない.大学院に行っても今と変わらない生活が送れるようである・・・
■機シスに生物を!!
表3 平成12年度前期志望者・倍率
| 学科名 |
志望者数 |
定員 |
合格数 |
倍率 |
実質倍率 |
| 生命工 |
402 |
45 |
57 |
8.9 |
7.1 |
| 情コミ |
262 |
35 |
44 |
7.5 |
6.0 |
| 機シス |
524 |
80 |
99 |
6.6 |
5.3 |
| 電気電子 |
349 |
54 |
67 |
6.5 |
5.2 |
| 物シス |
192 |
34 |
46 |
5.6 |
4.2 |
| 応用分子 |
159 |
30 |
38 |
5.3 |
4.2 |
| 有機材料 |
142 |
27 |
35 |
5.3 |
4.1 |
| 化シス |
71 |
22 |
29 |
3.2 |
2.4 |
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昨年度受験者数から,どこの学科に人気が集中したかを見ていくことにする.表3は平成12年度の前期受験者数を表す.
倍率は(受験者数÷募集人員)を表し,実質倍率は(受験者数÷合格人数)を表す.
一番人気は生命工である.全学科中,倍率7倍をマークしているのは生命工だけである.
これは平成11年度の受験者でも同じ傾向であり,生命工は7倍をマークする唯一つの学科である.
次に人気なのが情コミ6倍.平成11年度でも5.8倍と高い数値を出しており今後もこの人気が定着するのか興味深いところである.
機シスは平成11年度の4.5倍から5.3倍へと人気アップしており,人数に換算して実に74名の受験者数の増加である.
さて,ここでまたまた引っ張り出したいのが男女比の問題である.
生命工の倍率を見ただけでは 「倍率が高いので受験している女性数も多い.よって合格者の中にも女性が多いのでは?」
と思いがちだが,旧応用化学系を見る限りそうではないようだ.では生命工,応化の女性比率が高い原因はどこに?
私が考えるに受験科目に寄るのではないだろうか?
平成12年度工学部前期日程の試験科目中,工学部全体で違うところは理科だけである.
生命工は物理・化学・生物の中から1科目.応化は物理・化学の中から1科目.その他の学科は選択肢が物理だけである.
高校の時を思い出してみる...生物→化学→物理の順に女子の割合が減っていたような記憶がある.
機シスの受験科目で生物を選択可能にした場合どうなるのだろうか?女子が増えるだろうか?
Tips「旧応用化学系って何なにナニ???」
旧応用化学系とは「応用分子化学科」「有機材料化学科」「化学システム工学科」の3学科を指す.
昨年度まで,この3学科は「応用化学科 物質応用化学講座」「応用化学科 機能材料工学コース」「応用化学科 システム化学工学コース」として編成されていた.
最近の動きでは平成10年度に「電子情報工学科」が「情報コミュニケーション工学科」「物理システム工学科」「電気電子工学科」に改組されている. |
今回の記事がみなさんのカレッジライフをより楽しいものに,そして学内に目を向けるきっかけとなるのであれば幸いである.(104)
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