佐藤令一研究室 佐藤研 農工大 Bacillus 生物相関
教育プログラムと年間行事
1.教育プログラム
以下のように、ディスカッションと実践発表を中心にした研究者養成教育を行っています。また、学生による研究室運営を含めて、特に新入生が研究室に慣れる段取りに関しては、しっかりとプログラム化しています。
1.グループディスカッション
研究グループのメンバー全員が集まり、毎月1度のペースで行います。第1には、前回のグループディスカッション以降のデータをまとめることを通して、研究室のデータを整理し蓄積することを目的としています。よって、提出データをできる限り完成度の高い図表に仕上げ、方法の概略の説明も付けてもらいます。すなわち、自分が卒業した後でもサンプルと方法が読みとれるように書いた資料を残してもらいます。第2には、互いに広く他人の研究を理解することを目的とします。第3に、先輩が後輩に技術指導できる態勢を作ることを目的とします。
2.定期個人ディスカッション
各自の実験の組み立てやデータの考察を行うととに、「研究思想、研究戦略、技術的問題の克服法」などの修士課程でもっとも重要な学習ポイントを、ここを舞台にして学んでもらいます。毎月1度、1、2時間を規準に実施します。データ(写真、図表)とその解釈、その実験の方法の詳細、今後の予定等、ディスカッションの対象となるものを試料として用意してもらい討論します。各自の研究の基盤はこのディスカッションと3.で述べる日常のディスカッションにあります。
3.日常のディスカッション
主な実験の結果が出るたびに、何かアイディアを思いつくたびに、また実験がうまくいかないときに声をかけてもらっています。最低、週1度以上するものと決意してかかり、自分の研究のスピードアップと実験の合理的展開のために利用してもらいます。
4.セミナー(文献セミナー)
博士前期課程の学生は、多数の文献(10報以上)を読破し、興味深い研究の進捗状況、あるいは着眼点、企画法、技術などについて、総説的にまとめて発表してもらいます。あるいは、新着の文献を紹介してもらいます。年2回の担当としています。テーマ選定は自由です。しかし、自分の修論や卒論に関した論文の読破が必要なことは言うまでもありません。尚、4年生は年2回の一報ずつの文献紹介を行います。但し、精神は修士課程と同様です。
5.研究室内研究発表会
5月、9月、12月の年3回、研究室内で研究発表会(カンファレンス)を行います。5月は主に年度の計画や方針を、9月は上がりつつある成果や学会・投稿論文の計画を、また12月はその年のまとめどころ、卒論や修論のまとめま方に考慮して発表してもらいます。
6.学会発表、論文投稿
学会発表と論文投稿を一人前の研究者になるための実践的練習と位置づけて奨励しています。論文投稿をして初めて研究の全貌をかいま見ることになります。ぜひ、学会発表と論文投稿を実現して欲しいと思います。なお、当大学院循環生産システム学専修では修論合格基準申し合せ中に「学会発表あるいは論文投稿した、あるいはそれに匹敵する内容であること」という項目があります。
7.輪読(3年生)
大方12月から入室決定者を対象に英語論文の輪読を行います。研究室で行っている3テーマに関わる最新の論文の輪読をとおしてまずは研究室の雰囲気に慣れてもらうとともに、論文の構造と様々な読み方、研究室で扱う分野の話題や課題、もっとも主要な単語などを学んでもらい、4月から一人で論文を読めるように準備をしてもらいます。
8.新入生向け基礎実験セミナー
新4年生と学外から来た修士課程1年生を対象にして、研究室で使う基礎的、あるいは共通的な実験手法の講習会を約1週間かけて行います。まずは研究室内で早く1人で動けるようになるための仕組みです。
9.研究室オリエンテーション
4月に4時間ほどかけて、4年生と学外から来た修士課程1年生を対象にして「研究室における学び方と成長の仕方のコツ」の講習を行っています。同時に、安全教育と学生による研究室運営の仕方やそためのルールの説明も実施しています。
10.論文の書き方・学会発表の仕方セミナー
卒論も修論も基本的にはジャーナルへの投稿の練習です。また、卒論発表も修論発表も学会発表の練習版と位置付けられます。そこで1月上旬にこれらの基本に関して2時間程度のセミナーを行い、実践力のバックボーンになる理論、基本技術、心遣い、心構えを学んでもらいます。
11.学術振興会DC1を目指す修士課程用特別プログラム
博士後期課程進学を目指す学生には前期課程1年修了時までにジェーナルヘの投稿を実行してもらう特別プログラムを実施します。これにより、学術振興会のDC1を、またもしそれが間に合わなければDC2を獲得し、独立して生計を立てながら博士後期課程で学ぶことを可能にします。
2.年間行事
4月 新入生向け基礎実験セミナー
研究室オリエンテーション
5月 第1回佐藤研カンファレンス(研究発表会)
5〜7月 前期セミナー
7月 博士前期課程筆頭試験免除者面接
8月 停電日を利用した河原バーベキュー
博士前・後期課程試験
夏休み(10日間ほど)
9月 第2回佐藤研カンファレンス(研究発表会)
10〜12月 後期セミナー
12月 第3回佐藤研カンファレンス(研究発表会)
忘年会、次期新入生歓迎会
正月休暇(1週間ほど)
1〜3月頃 3年生輪読
1月 論文作成法セミナー
博士前記課程中間発表会
2月 修論発表会、卒論発表会
3月 大掃除と実験引継ぎ
送別会
(セミナー旅行)
春休み(2週間ほど)
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