ナシ赤星病

植物名ナシ Pyrus sp.
発見場所6号館脇
発見時期六月中旬
発病部位主に葉。また幼果・新梢・葉柄にも発生する。
大きさ・色・形鮮やかな橙黄色の微細斑点を葉表に生ずる。
病気の経過この斑点は次第に拡大し、径4〜8oほどの秒班となり
その中央部に光沢のある密液を分泌する赤黄色の
細点を他群生する。これらの細点がやがて黒色に
変わるころになると、病斑部の組織は多少肥厚して
裏面にやや突出し、この部分に淡黄色をした筒状の
毛状体が多数形成される。
病原菌名Gymnosporangium osiaticum Miyabe et Yamada
感染ルートビャクシン上で冬胞子と小胞子をつくり、小胞子は
風散布によりナシに感染する。
この小胞子はナシの葉でさび胞子とさび柄子を作る
病原の特徴ナシとビャクシン類の間で宿主交代する異種寄生菌である。