東京農工大学2001年度公開講座 第1日目 (2001.8.28)
「初等中等教育者のパソコン講座――インターネットを中心に」
インターネット体験1.「−理科系の役に立つ検索サイト、ゲノム計画におけるWebの活用」
美宅成樹(東京農工大学工学部生命工学科教授・総合情報処理センター長)
☆ インターネットにつながるすべてのホームページは、巨大なデータベースとなっています。何も知らずに、この巨大なホームページに立ち向かうと、役に立たない情報の海におぼれたり、自分がどんなホームページの中にいるのか分からなくなって、情報の森の中ではぐれたりします。そこで、学校の先生や生徒に役立ちそうなホームページのいくつかを集めてみました。本当はもっといろいろなホームページがあって、皆さんの方がご存知かもしれません。そういう情報を共有していくと、この地域の教育の質が高まると思います。とりあえずこのページは東京農工大学のホームページからたどることができるようになっています。自分の学校や自宅から一度やってみてください。
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☆ 物理の先生方がコンピュータを得意な人が多いので、物理関係のホームページがかなりあるのですが、最近は生物のホームページもあります。
まず研究レベルのホームページを眺めてみましょう。ヒトゲノム解析センターは東京大学のゲノムセンターが作っているもので、ゲノム研究入門という一般向けのページを用意しています。基本的にはNHKの番組のサポートとして作られたものです。
ゲノムネット WWWサーバーは京都大学化学研究所が中心となって作っているものです。ここでも新しい生物研究の情報が得られます。☆ 高校の先生のホームページでは、「森田保久の高校生物関係の部屋」が詳しい紹介をのせています。
中学の先生のホームページでは、阿達直樹先生の「教材としての走査型電子顕微鏡画像資料集」などがあります。
また、「こうのあきらのがらくた箱」には面白い情報がたくさんあります。☆ 小学校向けで探したのが、「なるほどの森」です。これはモリユミコさんが作ったホームページで、簡単にできる理科の実験を集めています。資料のほうには、《先生》とか《生徒》とか《身近》というマークがついていますが、先生にも面白そうとか、生徒が一人で見ても面白そうとか、材料を薬局へ行かなくても身近のものでできるというようなことを分かるようにしてあります。まず「ブーメラン」を見てみましょう。これは遊びの道具にしかならないかもしれませんね。しかし、「過冷却」を見てみると、これは生徒に感動を与えられるかもしれないと思います。最近は子供に考えさせる教育が必要だということが言われていますが、そうした教育の材料になっていると思いませんか。
☆ もう少し広くリンクを探してみると、インターネット版【理科の部屋】というのがあります。その中の【お勧め実験】を見てみると理科のいろいろな教科に関係する簡単な実験が紹介されています。これは実際に理科の先生が紹介しているのだと思います。その中の音を見てみたら、ゆうれい試験管というのがありました。化学と物理を組み合わせたような実験で、一度その音を聞いてみたいと思いました。もう一つ理科教育ソフト集を見てみましょう。現在はJAVAアプレット集しか使えないようですが、面白いソフトをダウンロードできます。自分の学校で試してみてください。
☆ 最後に、ONSEN?(オンライン自然科学教育ネットワーク)を見てみます。これは教育の実践例を紹介しているようです。その中にもリンク集があって、あまり整理はされていませんが、少し高学年のための実験などのホームページが集めてあります。
☆ 一般に質の高いホームページには、ほとんど関係するホームページのリンク集があって、それらも質の高いものを集めています。良いホームページを見つけたり自分で作ったら、地域のほかの先生方にも教えてあげてください。そうすれば、地域の教育全体の質が上がっていくに違いありません。
* 上記リンク先一覧