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獣医学科卒業生の進路

 獣医師は、とても広範な分野で活躍しています。特にイヌやネコを診療する伴侶動物医療のほかウシ、ブタなどの産業動物では、動物の治療、生産性の向上をはじめ、最近話題の鳥インフルエンザなど家畜の感染症の予防や防疫も重要な仕事です。また、非常に重要な分野として公衆衛生での仕事があり、消費者に供給する食肉製品等の衛生を管理するのも獣医師の仕事です。最近では、BSEの問題でウシのすべてにBSEの検査が行われていますが、それを行っているのも獣医師です。その他、動物園での医療や希少動物の保護や繁殖といった仕事もあります。医療の分野でも動物用医薬品の開発に携わる以外に、人医用の医療品開発にも動物の専門家として獣医師が求められています。以下は、最近5年間の卒業生の進路状況をまとめたものです。参考にしてください。

【小動物臨床】
 全国各地の動物病院(特に関東地区)
【大動物臨床】
 農業共済組合連合会(北海道、山形県、山梨県)、日本中央競馬会、増山ホースクリニック

【国家公務員】
 農林水産省、厚生労働省
【地方公務員】
 都道府県および政令指定都市

【企業(製薬)】(社名は就職当時)
 第一製薬、中外製薬、三共、萬有製薬、キャセイ製薬、武田薬品、田辺製薬、塩野義製薬、ファイザー製薬、大正製薬等
【企業(その他)】
 味の素、ピアス化粧品、テルモ、全農、日本農産工業、協和発酵、富士サファリパーク等

【進 学】
 岐阜大学大学院連合獣医学研究科、東京大学大学院、北海道大学大学院

【その他】
 残留農薬研究所、日本生物化学研究所等

臨床 公務員 製薬会社等
一般企業
進学 その他
小動物 大動物 (国家・地方)
41.1 6.5 15.6 8.6 8.2 20

(平成22年5月調べ)