東京農工大学科学博物館

繊維技術研究会講演会

更新日:2015/10/9

麻のはなし


多田 辰雄(元(株)トスコ(東洋繊維))
麻は主に植物の表皮(靱皮)部分から取った繊維のことで20種類以上もあります。しかし、日本で麻の表示はラミー(芋麻)とリネン(亜麻)に限られ、他は指定外となります。 古代から使われ続けている麻は、涼しく丈夫なだけでなく、その物性から多方面に使われています。
そんな麻ですが、意外に知らないことが沢山あります。原料の栽培から収穫までや、その後の糸になる製造工程。また、糸や布の晒し、染色加工。昔から「越後上布の雪ざらし」と聞きますが、今はどうでしょうか?世界の最上級の晩さん会で使用されるテーブルクロスは麻ですが、どこで生産しているのでしょうか?ファッション界での活用状況は? 古代よりこれ程永く人類に役立っているワケは、何? 豊富な経験をお持ちの多田氏のお話で、見つけたいと思います。

開催日時 10月17日(土) 13:00〜15:00
会場 科学博物館3F講堂
その他 予約:不要 入場:無料
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