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フェムト秒光パルスは、その周波数位相を調整することによって、時間波形をほぼ任意に整形することが出来ます。波形整形された光パルスを用いて光化学プロセスを制御する試みにより、反応生成物の収率制御などが報告されています。

私たちは、光化学反応過程の初期段階に誘起される量子波束のダイナミクスを観測することで、光化学過程を制御する原理を解明し、所望の化学反応を進めるために必要な波形整形の指針を得ようとしています。
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フェムト秒位相制御光源により、チャープパルスと多重パルスを生成し、それぞれのパルスで誘起した分子振動波束を観測しました。その結果、チャープ量やパルス間隔によっては顕著な振動モード選択的な波束励起が認められました。

03 負チャープパルスで励起した場合は分子のねじれ運動と曲げ運動が同時に誘起されますが、正チャープパルスにすると、分子のねじれ運動のみが誘起されます。さらに、多重パルスにすると、曲げ運動のみを励起することも可能です。
K. Horikoshi, K. Misawa, R. Lang and K. Ishida, Opt Commun. 259, 723 (2006)
K. Horikoshi, K. Misawa, and R. Lang, J. Chem. Phys. 127, 054104 (2007)

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