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◎ 佐野市・東京農工大学地域連携協定締結記念事業を開催
 2月11日(金)、栃木県佐野市文化会館において、「佐野市・東京農工大学地域連携協定締結記念事業」として、シンポジウム、研究紹介ポスター展示、野外イベントなどが開催されました。
 本学では、2010年に佐野市と地域連携協定を締結しており、野生動物のフィールド研究や対策を住民とともに進め、また、森づくりのための環境教育を中心に活動の協力を従前から相互に深めてきました。本記念事業は、「唐沢山の元気な里山づくり」をテーマに、同市民に本学の教育研究活動を紹介し、鳥獣被害対策や農林業振興への参画を進めていくきっかけとなるよう企画されました。
 シンポジウムでは、岡部正英佐野市長から挨拶があり、本学への期待が述べられ、続いて、佐藤敬一農学研究院准教授から「森林環境教育とは」と題して基調講演がありました。パネルディスカッションでは、片柳栄佐野市市民生活部長や民間の活動家に本学の大学院生新田啓洋さんを交え、環境教育活動をどのように支えていくべきか、官民学の立場から議論が行われました。また、会場となった佐野市文化会館のロビーや廊下には、50点を超えるポスターやパネルが展示され、子どもから大人までが見入っていました。さらに学生による野外イベントも同時間帯に行われ、鳥笛作りや間伐材を使ったバウムクーヘン作りの実演と販売、農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センターの農産物も販売されました。
 終日雪が降る天候となりましたが、シンポジウム会場には定員を超える150名の市民が集まり、野外イベントには親子連れを中心に約200名が参加し、大盛況のうちに終了しました。
 
 
シンポジウム   パネルディスカッション
 
 
研究紹介ポスター展示   野外イベント(バウムクーヘン作り)
 
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