学内の動き T行事・イベント
◎ 平成21年度防火・防災訓練を実施
 1月19日(火)、府中キャンパスにおいて、府中市役所および府中消防署の協力により、防火・防災訓練を実施しました。当日は、天候にも恵まれ、農学部本館前に教職員および学生約80人が参加して、國見裕久農学府長の挨拶の後、起震車の体験、消火器による訓練、電話を使用した通報訓練を3班に分かれて順次行いました。
 起震車は、正面の画面に部屋が揺れてタンス等が倒れる映像が映し出され、1度に4人が体験できるようになっています。今回は、阪神淡路大震災時の第1波を想定し、震度7で約30秒続いた揺れの程度を、安全を考慮して、床面から5cmまでの縦揺れで訓練を行いましたが、手すりにつかまらなければ立っていることができないほどの衝撃がありました。阪神淡路大震災時には最大で40cmの縦揺れがあったとの説明に、参加者からは大きなどよめきが起こり、ほとんど地震を経験したことのない外国人留学生も、起震車の揺れを体験した後には驚きの表情を浮かべていました。また、大正12年に起きた関東大震災の約1分30秒間続いた揺れも再現され、両方体験した方もいました。府中市役所からは、阪神淡路大震災では、耐震強度の不足する古い建物が基礎から浮き上がって倒壊し、下敷きになった被害が大きかったという説明がありました。
 消火器による訓練では、消火器の扱い方について説明を受けた後、実際に仮想の火元に対して消火訓練を行いました。特に大事なのは第1発見者が「火事だ」と大声で周囲に知らせることにより、協力し合い消火活動を行うことです。通報訓練では、119番通報を行う時に「火事」か「救急」を最初に知らせ、火事の住所を伝える等の訓練を行いました。
 すべての訓練終了後、府中消防署から、常日頃、防火・防災に気を付けて生活し、本日参加できなかった人達にもこの訓練の体験を伝えていただきたい旨の講評がありました。
 
 
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