ロボット研究会と航空研究会が、福生市田園児童館
「じどうかんまつり」に参加 -「ものづくり」の楽しさを伝授-

 本学の学生サークルが、福生市にある田園児童館で2月23日(土)に開催された「じどうかんまつり」に参加し、子供たちと一緒に「ものづくり」の楽しさを教えました。

 これは、福生市の児童らに「ものづくり」の機会を与えたいと考えた田園児童館が、一昨年の「NHK大学ロボコン」で優勝した本学のロボット研究会に企画の協力を打診したところ、活動場所の確保と「ものづくり」サークルの連帯感の強化を求めるロボット研究会のニーズと一致したことで実現しました。
 ロボット研究会の前代表である松本拓巳君(機械システム工学科3年)が調整役となり、参加の呼びかけに応じたロボット研究会と航空研究会から15名の学生が参加しました。

 ロボット研究会からはロボトレース、マイクロマウス(コンピュータを搭載したロボットが自律制御で迷路を走破しゴールを目指す)、イライラ棒、ジャンピングケロ等の企画を出しました。いずれの企画にもロボット研究会ならではのアイデアと工夫が凝らしており、学生たちは子供たちに楽しんでもらおうと一所懸命にロボットの動かし方などを説明していました。

 航空研究会は「紙飛行機づくり教室」を開き、子供たちやその保護者の方たちに飛行機づくりを細やかに指導しました。企画に参加した航空研究会前代表である川島光雄君(機械システム工学科3年)は、「子供たちにものづくりの楽しさを伝えようと参加したけれど、子供にわかるように説明するのは思っていたより難しかったです」と語ってくれました。子供たちは、真剣な表情で飛行機づくりにチャレンジし、「紙飛行機をつくるのは難しいけれど、楽しい」といった声が多く聞かれました。

 当日は、保護者の方たちの参加も多く、子供たちと一緒に楽しんでいました。両研究会とも子供向けの活動を中心としているサークルとは異なりますが、こうした活動を通して積極的に新しい方向性を探っています。今後もTV等の競技会という華々しい舞台での活躍はもとより、「未来の科学者たちにものづくりの楽しさを伝える」という、彼らにしかできない大切な役割を果たしていってくれることを大いに期待しています。
   
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